HPは企業向けや家庭向けのパソコンから、サーバーまで各セグメントで展開しているが、よりユーザーの求める製品を提供すべく、サブセグメント戦略を今後展開していくという。
サブセグメントの第一弾として、日本で発表したのが、企業向けノートパソコンの新ブランドHP EliteBook。
従来HP Compaqブランドで展開していた企業向けノートパソコンの中から、ハイエンドモデルをHP EliteBookブランドへ移行した。
今後もこのサブセグメント戦略は拡大していくようで、具体的には未定ながらも、家庭向けでもVoodooPCのようなゲーミングブランドを展開するような事もあり得るようだ。
HP EliteBook
ビジネス向けの製品の中でも、大企業が求めているのが、導入コストはもちろんのこと、使用中の管理コストも含めたトータルコスト。セキュリティ機能が高く、耐久性の高いハードウェアで、管理のしやすい製品を求めているという。
今回発表されたEliteBookは、薄型の筐体ながら、剛性が非常に高く、表面も傷が付かない処理をされている品質の非常に高い製品に仕上がっている。
パナソニックのタフブックや、NECのShieldProなど堅牢製を特に重視した製品ならともかく、通常の製品で堅牢製をここまで高めた製品というのは他にないかもしれない。
発表会では、150cmくらいの高さから起動中に無造作に落としたり、天板に215kgの加重をかけるなど、相当乱暴に扱っても壊れそうにない堅牢製をアピールしていた。
このデモは、物理的な限界もあり曙と同じという215kgの荷重をかけていたが、実際にはこの数倍の荷重に耐えるという。
ちなみに、この50kgのバーベルを軽々と持っているのは、HPのプロダクトマネージャー山上氏。もちろんこの下にHP EliteBookがある。軽そうだったので、筆者も試しにこのバーベル持ってみたが、ものすごく重かった。