様々な販売シェアを伝える情報によると、低価格ミニノートパソコンが売れているそうだ。
高性能で価格も高い製品を発売している多くの日本メーカーにとって、低価格品は驚異になっているようだが、個人的にも6万円くらいでそこそこ使える製品がリリースされまくっていると、思わず買いそうになってしまう。
しかし、よく考えると、普通のB5ノートを既に持っているので、いくら安くても個人的には必要ない。
個人的には買う必要がないが、そもそもパソコンを持っていないとか、気軽に持ち運べる物が欲しいという方には、場合によっては低価格機種で十分なこともある。
どんな方にNetbookなどの超低価格ミニノート製品が向いているか、もっと高性能な物を選んだ方がいい用途などを解説したい。
低価格製品の中でもおすすめの一つAcer Aspire One
低価格パソコンは性能も低い
パソコンの性能は年々向上しているが、最近売れているという低価格パソコンは性能を抑えて価格も抑えた製品だ。
どの程度の性能かスペックを出してもわからない方も多いと思うので、いつ頃のパソコンと同じくらいの性能かということならわかりやすいかもしれない。
低価格パソコンはCPUにインテルのAtom N270(1.6GHz)が使われているが、Pentium Mの1GHz前後と性能は近くなる。
Pentium Mが使われていたのは2005年くらいまでで、おおよそ2003年から2005年くらいのB5ノートや、その頃15万円前後で販売されていたパソコンと同等くらいの性能だ。
最新のNetbook | 2004年くらいのB5ノート | 最新の普通の ノートパソコン (15万円前後) | |
CPU | Atom N270(1.6GHz) | Pentium M 1GHz前後 | Core 2 Duo 2GHz |
メモリ(最大) | 1GB(2GB程度) | 512MB前後(1GB程度) | 2GB (4GB) |
HDD/SSD | 80GB HDD 16GB程度のSSD | 40GB前後のHDD | 200GB程度HDD |
無線LAN | IEEE802.11g | IEEE802.11g | IEEE802.11n |
画面サイズ | 9型前後 (1024x600) | 12.1型程度でXGA (1024x768) | 15.4型程度でWXGAなど (1280x800) |
2004年頃のパソコンのHDD容量は40GB前後で、メモリも1GB以下だったが、メモリとHDDだけをみると現在の低価格パソコンの方が上回っている場合がある。
当時のB5ノートはその程度のスペックで20万円を超えていたが、4年ほど経過し、液晶画面はまだ追いついていないが、4年ほど前の物と同程度の製品が1/4程度の価格になったことになる。