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東芝dynabook/Qosmio 2007秋冬モデル

東芝のdynabook/Qosmio秋冬モデルが発表になった。PCやテレビも扱っている企業だけに、今回の目玉はQosmioのREGZAリンク対応と地デジダブルチューナーだ。

上倉 賢

執筆者:上倉 賢

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東芝の2007年秋冬モデルは、夏モデルで筐体が一新されたため、見た目の変化は少ないが、機能的にはかなり強化されている。
スペック的な強化だけではなく、ソフトウェア面でも強化され、使い勝手なども含め、着実に進化しているようだ。

Qomioシリーズのポイントは、地デジチューナーが2つになった点。これにより、地デジ視聴しながら、裏番組の録画も可能になる。(F40/85Dを除く)
また、HD DVD-Rがいいかどうかは別にしてQosmio F40の上位機種(F40/88DBL)にもHD DVD-Rドライブ搭載。
そして、目玉となるのが、Qomio G40において、同社の同日発表となった液晶テレビREGZAやHDDレコーダーVALDIAシリーズとHDMIケーブルで連携するレグザリンクの採用だ。(詳細後述)

dynabookシリーズのポイントはdynabook TXシリーズの上位機種がSanta Rosa対応になり、Felicaポートの採用、HD DVD-ROMドライブの採用。
さらに、秋冬モデル共通で、Office Personal 2007の使い方を学習するソフト、dynabook自体の操作方法を学習できる電子ブックも強化されている。
面白いのが、マウス操作だけで、画面上の語句をキーワード検索できる「ササッとサーチ」だ。

レグザリンク

近年、液晶やプラズマテレビ、HDDレコーダーを販売している各社は、HDMIを使った各種機器のコントロール対応に熱心でビエラリンクAQUOSファミリンクなど、他社が先行していたが、東芝のHDMIコントロールは、液晶テレビやHDDレコーダーに加え、自社のAVパソコンQosmioにも対応した。(現在G40/97Dのみ)

HDMIでQomio G40/97Dを接続すれば、自動的に最適化したモードでPC画面をREGZAで表示し、Qosmioで録画した番組やHD DVDのソフトを再生することが可能。
さらに、Qomio G40/97DにはDigital Media Adapterのソフトウェア版CyberLink SoftDMA for TOSHIBAも搭載しているため、VALDIAで録画した番組をQosmioで視聴することも可能になっている。

REGZAはLANやUSB接続のHDDに録画することも可能なので、このあたりの機能をフル活用するとなかなかすごいことになりそうだが、その環境構築費用もバカにならない。
現在HDMIコントロールに対応したのはQosmioの上位機種だけで、価格が気になる方には厳しいが、今後下位モデルでも対応が期待される機能なので、将来モデルでの対応拡大を待つしかないだろう。

東芝REGZAの情報へ

TOSIBA Qosmio Regza iWork Numbers
レグザリンクとCyberLink SoftDMA for TOSHIBA機能

その他の強化点は?

今回のモデルから地上アナログチューナーは非搭載になったため、自由にコピー編集が可能なアナログ放送を録画したい方は注意していただきたい。その代わり、デジタルチューナーは最下位モデルのF40/85Dを除いて2つ搭載しているため、保存用のDVDと、とりあえず視聴用でHDDに2つ同時録画すると、ムーブで消えても安心だ。

また、映画などの視聴時に台詞などを聞きやすくするMAXX Audioを搭載した。これにより、5.1ch音源でもPC用の2chスピーカーで音声が聞きやすくなるという。

Qosmioシリーズ詳細

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