Flickr |
デジカメデータの保存
デジカメデータの場合、デジタル一眼レフなどで使うRAWは無理だが、一般的なJPEGなら、さまざまなサービスがあるため用途と機能に応じて使い分けるといいだろう。
画像を保存できるサービスの例
Flickr 無料は月100MBまで
Picasa ウェブ アルバム 250MB
フォト蔵 10,000枚
など
画像を保存できるサービスは多くあるが、最もおすすめなのがFlickrの有料アカウントだ。
年間$24.95(3,000円ほど)でサービス自体も英語だが、容量などが無制限になるため、大量の画像も簡単に保存できる。利用者も多くさまざまな周辺ソフトなどもそろっており便利に使える。
さらに画像を公開することで世界中のユーザーとの交流も可能だ。
これらのサービスをうまく活用すれば、旅先で撮影して満杯になったメモリーカードのバックアップにも使えるし、そのままプリントできるサービスもあり、応用の幅は広い。
メールの保存
メールを保存するための簡単な方法は、受信するメールをすべてネット上のメールサービスに転送してしまう方法だ。
多くのプロバイダでは、受信したメールを別のアカウントへ転送出来るので、受信したメールはすべて別のメールサービスに転送してしまおう。
送信するメールも、BCCなどでWebメールに転送する設定にしていればこれもバックアップできる。
Gmail |
メールサービスの例
Gmail
Hotmail
Yahoo!メール
など
これもさまざまなサービスがあるが、容量やスパムフィルターの品質など総合的に選んで、Gmailがおすすめだ。
容量は約2.8GB(2007年5月現在)と普通に使うには十分な容量で、大量のデータをやりとりしなければ問題なく使えるだろう。
ちなみに、大量のデータを知り合いとやりとりする場合は、メールではなくIMを使ったファイル共有サービスの方が便利だ。
Gmailは通常のメール以外にもさまざまな活用方法もあるので、それらを使うのも面白いだろう。
予定表のバックアップ
スケジュール管理はPDAやパソコンが普及しても、基本的に紙の手帳でやっている方が多いようだが、ネット上のカレンダーサービスを使うのが便利だ。
予定表を複数の場所で読めるようにしておけば、とっさの時にもどちらかすぐアクセスできる方に接続すればいいので、予定の確認の無駄も省けるだろう。
カレンダーサービスの例
Google カレンダー
Yahoo!カレンダー
など
カレンダーサービスならグループウェアなどを使用している事もあると思うが、そのような環境にない方はGoogleカレンダーを使うといいだろう。
Googleカレンダーでは他のユーザーとカレンダーの共有も可能だし、Mac OS XのiCalやSunbirdでそのデータを受信することも出来る。
Spanning Syncのようなソフトを使えば、ローカルのカレンダーの更新を自動的にGoogleカレンダーに反映することも可能だ。Outlook 2007でも可能だし、それ以外の版でもさまざまなソフトがある。
Googleカレンダーでは、携帯電話で読めるようなHTMLで出力するようなことも可能なので、パソコンが無くても予定の確認が出来るようになるし、Google カレンダーを使用していない人にも予定の公開が可能になる。
各種文書ファイル
自分でつくったデータの中で多いのがワープロと表計算ソフトのデータだろう。
一般家庭でこれらのデータが多いとは思わないが、仕事で日常的に使用している人は多いと思う。
編集にはOfficeソフトが必須で、最近はOpenOfficeという便利なソフトがオープンソースで無料で利用できるが、インストールは必要なくブラウザだけでオンラインで使えるサービスもある。
オンラインのワープロ、表計算ソフトの例
Google Docs & Spreadsheets
ThinkFree Office Online
Zoho
など
さまざまなサービスがあるが、Gmailなどと組み合わせた場合に便利なのはGoogle Doc & Spreadsheetsだ。他のGoogleサービスとアカウントが共通なので、余計なIDを新規開設しないでも使えるので便利だ。
また、他のサービスと同じように別のアカウントと文書を共有しWikiの用に同じ文書を編集するようなことも可能で、利便性は高い。
オンラインサービスはあくまでも
現時点で、オンラインサービスはパソコンが故障などで使えなくなるよりも高い確率で、サービスが不通になる。
オンラインサービスは便利だが、あくまでもローカルで使う環境のバックアップ的に考えておいた方がいい。
いつ止まったり、有料に変わっても問題ないように。
[上倉 賢]