さまざまな軽量化対策がなされているが、キーボードを含め、剛性はしっかりしており、持ち運んで使用しても不安は全くない。
スペック的には液晶を閉じた状態での面加圧150kgf耐圧。開いた状態でもキーボードやパームレストの直径3cmの点加圧で25kgfを実現している。
これらの剛性は、既にどの機種でも実現している当たり前のスペックではあるが、持ち運びPCで気になる事の一つに筐体の擦り傷がある。NEC Directモデルのみになるが、天板表面に自己修復する塗料が使わたモデルもあり、多少の傷なら自然に元に戻る。
実際に真鍮ブラシで擦り傷をつけるデモを見たところ、明らかにこすったときに出来る擦り傷がつくが、数分で見た目は元通りのつるつるな表面に戻った。塗装を完全にはがすような傷の場合修復は不可能だが、多少の傷はどんなパソコンでも付く物なので、このような塗料は他モデルでも採用していただきたいものだ。
実際にしばらく使用してみたが、Core Duo採用で筐体が熱くなったりすることもなく、冷却ファンも搭載しているが音も静かで気にならない。
CPU付近の本体左上付近は暖かくなるが、その範囲も狭く冬場ならちょうどいい程度の暖かさだ。夏場でも問題にならないだろう。
バッテリ駆動時間は標準バッテリ搭載時5時間と長くはないが、予備バッテリもしくは大容量バッテリを持ち運ぶことでその不満も解消できる。ACアダプタが小さく、ウォールマウントプラグも付属しているので持ち運びにも邪魔になることはないだろう。
ただし、大容量バッテリを搭載した場合、厚みがかなり増してしまうため、鞄に入れた場合などには少々困る。他機種でも同じだが、大容量バッテリ搭載でもスマートな設計にして欲しい物だ。
キーボードのタッチ感も申し分なく、剛性は高く、持ち運びで不安になるような事はない。
標準バッテリならサイズも大きすぎることないが、他機種と比べると駆動時間が短めだ。Core Duoを搭載しているため他機種よりも優位な点もあるが、バッテリ駆動時間重視の方には大容量バッテリ搭載時の本体厚など微妙な点も多い。
ただし、それを補うかのように小型のACアダプタやウォールマウントプラグで、総重量や全体の容量を減らすことが出来たり、自己修復塗装など面白い技術も採用している。
バッテリ駆動時間が長くても、実際に10時間等のバッテリ駆動時間が必要の方は多くなくCore Duo搭載のパフォーマンスバランスを考えると選択が難しいだろうが、この機種を選んで失敗すると言うことはほとんど無いだろう。
LaVie J LJ750/HH | LaVie J LJ700/HH | |
CPU | Core Duo U2400 | |
メモリ(最大) | 1GB(1.5GB) | |
HDD | 120GB | 80GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | なし |
TV機能 | なし | PCカード型 ワンセグ付属 |
ワイヤレス機能 | Bluetooth 2.0+EDR / IEEE802.11a/b/g | |
バッテリ駆動時間 | 5.5時間 | 5.5時間 |
予想価格 | 25万円 | 23万円 |
発売予定 | 2月上旬 |
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