2004年冬モデルが発売され始めた。A4ノートの今年の傾向は、ワイド液晶、TV機能搭載など、マルチメディア的機能の強化にある。多くのユーザーにとっては価格の高いそれらの機種よりも、必要充分な機能を持ったいわゆる普通のノートパソコンを探しているだろう。価格もそこそこで、必要十分な機種とはどのような製品だろうか?
最新スペックと必要十分なスペック比較
必要十分なスペックは用途によっても異なるが、今回はこのようなケースを想定した。
- インターネットやメールを使う
- デジタルカメラの画像を簡単に編集したり、CDに焼いたりする
- CDをリッピングしてMP3等にする
- DVDビデオを時々みる
- オフィスソフトを利用する
- ゲームはやってもトランプゲーム止まり
これらの条件から現在必要充分なスペックは下の表のようになるのでは無かろうか。
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購入ガイド
プロセッサ(CPU)
実際にPentium M 1GHz 搭載機種は少ないが、B5ノートなどではこれに近い製品が多い。液晶画面が小さくてよい等なら型落ちのこのクラスを選んでも問題は無いだろう。
メモリ
標準256MBが多いが、これではパソコンの本来の性能を出せない。少なくとも512MBに増設しよう。特に、少しでもハイエンドな機種を選ぶ方はなるべく多くのメモリに増設した方がいいだろう。動画編集のような重い処理が目的なら、1GB程度が最低ラインとして考えよう。
液晶画面
大きければ大きいほどよく、解像度も高ければ高いほどよいが、14.1型XGA(1024×768)を標準として考え、予算の許す限り、大きい画面で、高解像度の製品を選ぶようにするとよいだろう。
HDD
容量は大きければ大きい方がよいが、一般的には20GB程度で充分だろう。最も容量を必要とするのは動画だ、次に容量を必要とするのはデジタルカメラの画像やリッピングした音楽データだろう。
CDをリッピング(HDDに取り込み)しMP3等に変換すると、一般的にCD1枚あたり50~80MB程度必要だ。100枚でも10GBまでは使わないので、デジタルカメラの画像が極端に多いなどの問題がなければ、20GBで充分。40GBあれば問題ないだろう。
光学ドライブ
デジタルカメラのデータ書き込みやバックアップに使うならCDへの書き込みが出来れば十分の方が多いだろう。DVDの読み込みは必須だが、DVDへの書き込み必要なら、価格差はそれほどではないので、DVDが書き込める製品を選ぶのもよいだろう。
その他
無線LANは使わないなら無くてもよいが、使うかどうかわからないなら将来のことも考えて、ついていた方が無難だ。OfficeソフトはMicrosoft Offce
の Personal がプリインストールされた物が多いが、プレゼンテーションソフトのPowerPointは搭載していないので注意しよう。
リーズナブルで必要十分の機能を持った機種の例
これらを総合的に判断して必要十分でお得な製品は・・・