
子育ての中で始めた節約が、子どもの成長と共に、形を変えながら続いているという人もいるのではないでしょうか。しかし、始めたきっかけと今も続けている理由が必ずしも同じとは限りません。
今回は、All About編集部が全国20~60代に実施した「本当はやめたい節約」に関するアンケートから、埼玉県に住む39歳女性の実情と本音を紹介します。
回答者プロフィール
ペンネーム:はりゆ
年齢・性別:39歳・女性
同居家族構成:本人、夫(46歳)、子ども3人(16歳・15歳・9歳)
居住地:埼玉県
住居形態:賃貸
職業:専業主婦
世帯年収:800万円
貯蓄額:100万円
1週間分の献立を決めて
はりゆさんが本当はやめたいと思っているのは「食費」の節約です。
「なるべく1週間の献立を決めてまとめて買い物をするようにしています。副菜は週のはじめに作り、お弁当にも活用して家族の昼食代を浮かせています。スープ類も多めに作り2日目にリメイクしています。ほかにもリメイクして出せるようなものを考えて作って、何回も買い物に行かないようにしています」
買い物の頻度を抑えつつ、自炊を徹底することで、外食が多い時と比べて月に2万~3万円ほどの差が出ているそう。
はりゆさんが食費を節約し始めたのは2016年9月頃。きっかけは、3人目の子どもの誕生でした。
「3人目が生まれて赤ちゃん連れの外食は難しく、上2人もまだ小さく男の子で家で食べるほうが楽でした。外食よりやはり自炊は出費を抑えられますし、好き嫌いが激しい子どもたちそれぞれの好みに対応できることも分かり、継続するようになりました」
学費も習い事などの費用も年々増えている
しかし、子どもたちが成長するにつれて、食費のかかり方も変わってきました。
「本音を言えば、外食ができるなら、料理をしなくてよいし、片付けもしなくていいので一番いいです。しかし、子どもが大きくなるとよく食べるので、回転寿司なら一度で1万7000円ほどかかります。しかも、お寿司を食べる前に家でおにぎりを1つ食べてから行くこともあります。このほか、学費や習い事などの費用も年々増えているため、外食を控えるだけでは追いつかず、さらに工夫して食費をどうにか抑えています」
しかし、その工夫こそが、現在のはりゆさんにとって大きな負担になっていると言います。
「1週間の献立を考えるのがしんどいです。給食と重なれば文句を言われますし、しかも小学生、中学生で給食が違うので大変です」
翌週の献立案が常に頭の中をグルグル……
日々のメニューに追われるあまり、休む間もなく情報に振り回されてしまう苦悩も明かしてくれました。
「SNSを見ていても料理動画ばかり流れてきます。ほかの情報も知りたいのに結局見てしまうし、次の週の献立案が常に頭の中をグルグル回っていて、パンクしそうで嫌になる時があります。また、テレビでおいしい店が紹介されると『行きたいな』と思って悲しくなります。早く子どもが巣立って、食べたいものを食べに行きたいと思っています」
はりゆさんの中では、この節約生活の期間を次のように見据えています。
「子どもたちが巣立つまでなので、あと10年ぐらいです」
最後に、もしも明日からお金の心配がなくなり食費の節約をやめられるとしたら、まず一番に何をしたいか聞きました。
「回らないお寿司を家族で食べに行きたいです」
<調査概要>
「本当はやめたい節約」に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年9月11日
調査対象:全国20~60代の100人(男性:28人、女性:72人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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