現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年6月18日に回答があった東京都在住65歳男性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:さるさん
回答者本人:65歳男性
同居家族構成:本人、妻(64歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
リタイア前の職業:会社役員
リタイア前の年収:2001万~2500万円
現在の世帯の預貯金:1億円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:厚生年金506カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):繰り下げ中
老齢厚生年金(厚生年金):繰り下げ中
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):企業年金16万円
配偶者の年金や収入:0円
「バブル崩壊を経験した身として、資産運用には懐疑的」
老齢年金の受給年齢を繰り下げたという、さるさん。
「年金生活で一番の不安は、今後のインフレ。この対策は、株などの資産運用と言われるが、1980年代のバブル崩壊を経験した身としては懐疑的。とはいえ年を取れば、勤労所得に限界がある」と明かします。
対策として「国の年金制度を信用して、繰り下げで対応している。生存のための保険として考え、掛けた保険料に対して、年金額が多い少ないではないと考えている。長生きリスクに耐えうる民間の金融商品はない。国の年金制度は唯一の制度」と語っています。
ひと月の支出は「40万円」。現在受け取っている企業年金だけでは「毎月足りない」ため、不足分は「貯金から取り崩している」そうです。
「幼い頃に経験した石油ショックの時が思い出される」
昨今の物価高については、「特に食品の価格アップ率、中でも総菜などの加工品のアップ率は本当に高い。米の原価が下がっても、店では値上げが当たり前に続くことが懸念される。幼い頃に経験した石油ショックの時が思い出される。昔言われた、『便乗値上げ(コスト増以上の値上げ)』の声が聞かれないのは、みんながおとなしくなったのか?資産バブルなのか?不思議です」と、さるさん。
実際に負担が増えた支出は「食費、外食費。キャベツや玉ねぎ、ニンジン等の基本的な野菜などはあまり値上げを感じないが、オレンジジュース等の輸入物は倍くらいになった感じ。近くの食堂の昼の定食は、コロナ前は500円から800円だったが、最近は1000円超え」と話しています。
普段の生活では、ネットスーパーの「グリーンビーンズ」を多用しているそう。「住んでいるところが坂が多い場所なので、商品を運んでくれると助かる。割引キャンペーンが多く、実際に店舗に行くよりも安い。(ネットスーパーだと)選定も慎重になるので、余計なついで買いもなくなった」と気に入っている様子。
また、「老後の味方」として「トップバリュ(イオングループのプライベートブランド)の日用品、食品」を挙げ、「品質が一定程度で信頼感がある。物価高の中、値下げしているものもあり、ありがたい」と続けます。
「家族全員が集まる食事は、けちらないようにしたい」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことについては、「若い時は、仕事を理由に家族旅行などに行けなかった。もっと、キャンプ等のアウトドアを含めて、家族旅行やお出掛けをすべきだった」と回答。
「引退してから大事なのは、家族とのつながり。子どもも独立して外にいるので、家族全員が集まる時間や食事は大事にしたい。これはあまりけちらないようにしたい」とのこと。
年金生活については「やはり、仕事でのストレスがないのが一番」だそうで、「退職して1年。今までできなかった旅行をハイピッチで実現。今年は、何とか子どもの仕事の休みに合わせて、一緒の海外旅行を実現させる予定」と教えてくれました。
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