
エアコンのスイッチを切った直後、吹き出し口から「ポタ、ポタ」と水が落ちて来ることがあります。初めて見たときは驚くかもしれませんが、停止直後に少量の水が垂れる現象は、ほとんどの場合エアコンが正常に動作している証拠です。
A. 故障ではなく「結露」が原因です
停止直後に水が垂れる原因は「結露」です。エアコン内部に残った結露水が、ファンが止まったことで排水されずにそのまま落ちてきているというだけで、機器の不具合ではありません。
エアコンが冷房・除湿運転をしている間、室内機内部の熱交換器(アルミフィン)の表面は5~15℃程度まで冷やされています。室内の温かく湿った空気がこの冷たいフィンに触れると、空気中の水蒸気が結露水に変わり、これによって除湿が行われるのです。なお、運転中はドレンパン(熱交換器の下に置かれた受け皿)に溜まった結露水が、ドレンホースを通じて継続的に屋外へ排水されます。
しかし、エアコンが運転を停止すると送風ファンも同時に止まります。その結果、熱交換器やフィン、周辺の内壁に付着していた結露水はドレンホースに流れ込む前に、そのまま下に垂れてしまうというわけです。また、吹き出し口に残っていた水滴が落ちるケースもあります。いずれも冷房運転停止後2~3分以内に自然に収まれば問題ありません。
大量に水が垂れる場合は要注意!
停止直後に少量ポタポタ垂れるだけであれば問題ないのですが、以下のようなケースでは対処が必要になってきます。
運転中ずっと水が垂れる場合
ドレンホースの詰まりが疑われます。ホースの内部にゴミ・虫・藻が堆積するとドレンパンから水があふれ、室内に漏れてしまうことも。市販のドレン洗浄スプレーで解消できることが多く、それでも改善しなければエアコンクリーニング業者への依頼を検討しましょう。
停止後10分以上たっても水が出続ける場合
フィルターの目詰まりによって空気が正常に供給されず、
垂れる量が多く床が広範囲に濡れる場合
ドレンパンのひび割れや取り付け不良が考えられるため、メーカーのサービスセンターに点検を依頼してください。
エアコンは2週間に1回のフィルター清掃と、年1回程度のドレンホースの確認を行うことで、ほとんどのトラブルは未然に防ぐことができます。もしエアコンから水が垂れてきても落ち着いて、結露水が出ているだけなのか、故障しているのか、慌てずに確認しましょう。







