
みなさんは熱帯夜に就寝する際、エアコンをつける派ですか? それともつけない派ですか? パナソニックがこの夏に行ったアンケートによると、36%が「朝まで使用している」、31%が「切タイマーを設定して、就寝時から一定の時間使用している」、そして18%が「使用していない」という結果になりました。
一晩中使用しない理由については「冷え過ぎるから」が55%と、「電気代がかかるから」の48%を上回っています。エアコンをつけないと寝苦しいけど、つけていると寒さで目が覚めてしまう……という人も少なくないようです。
そこで本記事では、睡眠の質を重視した夏の夜のエアコンの使い方について解説します。
A. エアコンはつけっぱなしのまま、布団で温度調整しましょう
結論からいうと、エアコンは一晩中つけっぱなしにしたまま、布団で温かさの調整をするのがおすすめ。この方法だと、暑さによる寝苦しさと明け方の冷えの両方を防ぎやすくなります。
人は深部体温が下がると眠りにつきやすくなるため、入眠時は体の内部の熱を放出していますが、室温が高いと放出がうまくできず、寝苦しさにつながります。そのため、質のよい睡眠をとるには室温を26~28℃を目安に保つことが理想です。
しかし睡眠中に深部体温が低下すると、寝始めには快適だった室温でも寒く感じることもあります。そんなときは、室温を上げたりエアコンを切ったりするよりも、布団をかけて調整するとよいでしょう。
室温を26~28℃にしても「暑い」「寒い」と感じる場合は?
エアコンで室温を26~28℃にしてもまだ暑い、もしくは寒いと感じる人は、扇風機やサーキュレーターを上手に取り入れてみましょう。天井や壁に向けて部屋の空気を循環させることで温度ムラが少なくなり、暑さや寒さの偏りも抑えられます。
エアコンの風は天井方向に向け冷気が直接体に当たらないように気をつけましょう。暑く感じる人は、気をつけましょう。暑く感じる人は、扇風機の風を体に当てると体感温度が下がりますが、長時間風を当て続けると冷え過ぎやだるさにつながるため、首振り機能などを活用しましょう。
一晩中つけっぱなしだと電気代はどれくらいかかる?
エアコンを一晩中つけっぱなしにしておくとさすがに電気代が高くなりそう、と節電の観点から、切タイマーを設定して寝ている人も一定数いると思います。しかし実は、夜間は外気温が下がるため、つけっぱなしにしていても日中ほどは電気代はかかりません。
パナソニックが一定条件で行った実験によると、夜間8時間にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は26.7円(862.5Wh)、切タイマーで3時間だけエアコンを稼働させた場合は11.5円(372.1Wh)で、差は15.2円です。1カ月分で換算してもワンコイン以下の456円になります。
もちろん、複数の寝室全てで使っていたりしたら見逃せない金額になるかもしれませんが、中途覚醒によって翌日の仕事や学業のパフォーマンスが下がったり、熱中症などの体調不良につながったりするリスクを考えれば、決してむだなコストではありません。
睡眠の質を優先して就寝環境を整えよう
夏の夜にエアコンを使う際は、つけたり消したりを繰り返すよりも、一晩中つけっぱなしにしながら布団や風向きで温かさを調整して寝冷え対策をすることがおすすめです。電気代は多少上がるかもしれませんが、暑さや寒さによる中途覚醒を防げるため、睡眠の質を優先するための必要経費と考えてみてはいかがでしょうか。







