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秋の高原を代表するマツムシソウ

秋の高原を代表するマツムシソウ。高原に松虫が鳴く頃咲くというマツムシソウが見頃を迎えています。青味がかった淡紫色の楚々とした可憐な花です。

執筆者:森 俊二



マツムシソウ・霧ヶ峰高原・車山肩付近で

高原に秋風立つ頃に咲くマツムシソウが見頃を迎えています。

松虫の鳴く頃に咲くことからマツムシソウの名前が付いたとか。 およそ名前のイメージからは想像もつかないほど、楚々とした可憐な花です。 高原のたたずまいが濃い色から一変して青味がかかった淡紫色のマツムシソウに変わり、8月中旬から一ヶ月ほど咲き続け、今が見頃です。

私が初めてマツムシソウに出会ったのは、平成13年7月20日のことです。ニッコウキスゲが咲き乱れている霧ヶ峰の車山肩の辺りの草原に一本咲いているのを見つけた時が最初でした。まさに感激でした。
 
このときは花が異常に早く咲いた年で、同じ年の8月14日旧盆の時にビーナスの丘には特に集まって咲いていました。マツムシソウは一本の茎に一つしか花をつけないので、群生していると言っても、散らばった感じに咲いている為、風情があって秋らしく感じます。
ビーナスの丘(1820m)のある辺りは、6月のレンゲツツジやコバイケイソウ・7月のニッコウキスゲ・8月はマツムシソウが群生して咲くところで、霧ヶ峰でも標高の高い為遅くまで花が楽しめるところです。

《マツムシソウ|松虫草》:
・マツムシソウ科・マツムシソウ属・草丈 60~90cm。
・山地特に高原の明るいところに咲く多年草。
・葉は対生し羽状深裂。頭花は紫色で径4cm。花期は8~10月。
果実は長さ4mmで刺状の剛毛が5~8本。
名前の由来は松虫の鳴く頃開花するからだそうです。

信州の代表的なマツムシソウ群生地
地域 名称 見頃予想 市町村 電話番号
中信 美ヶ原高原 7/下旬~9/下旬 松本市観光温泉課 0263-34-8307
南信 車山高原 8/下旬~~9/中旬 車山高原観光協会 0263-34-8307
南信 霧ヶ峰高原 8/中旬~9/下旬 諏訪市役所観光課 0266-52-4141
東信 高峰高原 8/上旬~9/上旬 小諸市観光協会 0267-22-1700
東信 湯の丸高原 8/中旬~9/上旬 東御市観光協会 0268-62-1111

さわやか信州旅ネット信州花だよりマツムシソウ状況  
・信州の花だより「「秋」告げるマツムシソウ 車山高原、涼風吹き抜ける」 信濃毎日新聞社

《関連サイト》:  ・信州の高原に遊ぶ
ドライブガイド > 信州ビーナスラインNAVI

・平成19年版:07/09/01
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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