夏のボーナスを受け取り、「しばらくはどこかに預けておきたい」と考える方もいるでしょう。金利の上昇傾向が続くなか、安全性を重視しながら少しでも有利な運用を目指したいなら、元本保証の個人向け国債や定期預金が選択肢となります。
今回は30万円を、個人向け国債「固定5年」とネット銀行の高金利「5年満期定期預金」に預けた場合の、5年後に受け取れる利息を比較してみましょう。

個人向け国債・固定5年:5年後の税引き後利息は「約2万3287円」
個人向け国債・固定5年(年1.95%)を30万円購入した場合、5年後にもらえる利息は次のとおりです(金利は2026年7月時点)。個人向け国債の利息は、実際は半年ごとに支払われます。
・5年後の受取利息(税引前):約2万9217円
・5年後の受取利息(税引後):約2万3287円
利息には20.315%の税金がかかりますが、国が元本と利息の支払いを保証しているため、安全性を重視する人に向いています。
SBI新生銀行の定期預金:5年後の税引き後利息は「約2万1515円」
ネット銀行では、高い金利を設定している定期預金もあります。ここでは、SBI新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金30」を見てみましょう。
【パワーダイレクト円定期預金30(2026年7月時点)】
・金利:年1.8%(5年・単利)
・預入額:30万円以上(1円単位)
・対象者:日本国内に居住する個人
この5年もの定期預金に30万円を預けた場合の利息は、次のとおりです。
・5年後の受取利息(税引き前):約2万7000円
・5年後の受取利息(税引き後):約2万1515円
定期預金の利息にも20.315%の税金がかかります。
5年間使わないお金だからこそ、「途中で必要になったら」を考えて選ぼう
30万円を5年間預けた場合の税引き後利息は、次のようになりました。
・個人向け国債(固定5年):約2万3287円
・SBI新生銀行(5年定期預金):約2万1515円
今回の条件では、個人向け国債の方が約1772円多く利息を受け取れる計算です。
ただし、商品を選ぶ際は利息だけでなく、途中でお金が必要になった場合の使い勝手も確認しておきましょう。
定期預金は満期まで預けることを前提としているため、中途解約すると当初より低い「期日前解約利率」が適用されます。また、原則として一部だけを引き出すことはできません。
一方、個人向け国債は購入から1年経過すれば、1万円単位で必要な金額だけ中途換金できます。中途換金時には一定額の利子が差し引かれますが、元本割れの心配はありません。
5年間という期間は意外と長く、その間にライフプランが変わることもあります。そのため、5年ものだけに資金を集中させるのではなく、1年や3年の定期預金などと組み合わせながら、お金を使う時期に合わせて預け先を分けておくと安心です。
5年後に受け取る利息は、以前の低金利時代と比べると魅力的な水準です。とはいえ「このお金は5年間使わないでいられるか」を確認したうえで、自分に合った預け先を選びましょう。







