国債・債券

【2026年6月】個人向け国債固定5年とネット定期預金に30万円預けたときの満期時の利息の違いは?

夏のボーナスを受け取るこの時期、「使う予定のないお金をどこかに預けておきたい」と考える方もいるでしょう。今回は、夏のボーナスから30万円を取り分け、個人向け国債「固定5年」とネット銀行の高金利「5年満期定期預金」に預けた場合の利息を比較します。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

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夏のボーナスを受け取るこの時期、「使う予定のないお金をどこかに預けておきたい」と考える方もいるでしょう。金利の上昇傾向が続く中、安全性を重視しながら少しでも有利な運用を目指したいなら、元本保証の個人向け国債や定期預金が選択肢となります。

今回は、夏のボーナスから30万円を取り分け、個人向け国債「固定5年」とネット銀行の高金利「5年満期定期預金」に預けた場合、5年後に受け取れる利息を比較してみましょう。※金利は2026年6月時点。

個人向け国債固定5年とネット定期預金に30万円預けたときの満期時の利息の違いは?※画像:amanaimages
個人向け国債固定5年とネット定期預金に30万円預けたときの満期時の利息の違いは? ※画像:amanaimages

個人向け国債・固定5年:5年後の税引き後利息は「約2万2233円」

個人向け国債・固定5年(金利1.86%/年)を30万円購入した場合、満期となる5年後にもらえる利息は以下のとおりです。実際の利息は半年ごとにもらうことができ、利息の総額となります。

・5年後の受取利息:約2万7900円

・税引き後の受取利息:約2万2233円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分が差し引かれます。

参照:固定5年「第183回債」 財務省

ネット銀行の定期預金:5年後の満期時利息は「約1万8528円」

ネット銀行の中でもトップクラスの高金利を打ち出しているのが、SBJ銀行の「夏のボーナス定期預金キャンペーン」です。インターネット専用のスーパー定期預金を活用した場合のシミュレーションを見てみましょう。

【SBJ銀行「スーパー定期預金」の条件(2026年6月時点)】
・金利:年1.55%(5年・単利型)
・預入額:1円以上(1円単位)、1人当たりの上限なし
・対象者:日本国内に居住している個人
・その他:5年もののほかに、1年(年1.35%)、2年(年1.5%)、3年(年1.5%)などもあります。募集総額が1500億円に達し次第、受付終了となります

この5年もの定期預金に30万円を預け入れた場合の、満期時の利息は以下のとおりです。

・5年後の受取利息:約2万3250円

・税引き後の受取利息:約1万8528円

定期預金も個人向け国債と同じく、受け取った利息から、税率20.315%分が差し引かれます。

参照:
スーパー定期(インターネット専用)
夏のボーナス定期預金キャンペーン SBJ銀行

定期預金と個人向け国債、解約時の違いは?

ここまで、30万円を5年間預けた場合の税引き後利息を比較すると、次のような結果になりました。

・個人向け国債(固定5年):約2万2233円

・ネット銀行(5年定期預金):約1万8528円

同じ30万円を5年間預けた場合、個人向け国債の方が約3705円多く利息を得ることができます。どちらも元本保証で安心感がある点は共通しています。

ただし、「途中でお金が必要になった場合」の取り扱いには大きな違いがあります。

定期預金は、満期まで預けることが前提の商品。原則として満期前の解約はできず、銀行がやむを得ない事情と認めた場合に、中途解約に応じる仕組みとなっています。

また、中途解約した場合の利息は、本来の定期預金金利ではなく、低い「期日前解約利率」で計算されます。例えばSBJ銀行の5年定期預金では、預入期間が6カ月未満の場合は解約日時点の普通預金金利が適用されます。6カ月以上経過している場合は、預入時の店頭表示利率の10~70%程度に利率が下がります。

さらに、定期預金は一部だけを引き出すことはできず、基本的には預けている定期預金全体を解約することになります。

一方、個人向け国債は比較的柔軟です。購入から1年経過すれば、1万円単位で必要な金額だけを中途換金(売却)できます。換金時には、ペナルティーとして「直前2回分の各利子(税引き前)相当額×0.79685」が差し引かれますが、元本割れの心配はありません。

このように、必要な分だけを現金化できる点は、個人向け国債の大きな特徴といえるでしょう。急な出費への備えという意味では、個人向け国債の方が使い勝手に優れています。

もっとも、定期預金、個人向け国債のいずれを選ぶ場合でも、基本は「満期まで使う予定のない余裕資金」で運用することが大切です。

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