夏のボーナスをもらい、「今はどこかに預けておきたい」と考える方も多いでしょう。金利の上昇傾向が続くなか、安全性を重視しながら少しでも有利な運用を目指したいなら、元本保証の個人向け国債や定期預金が選択肢となります。
今回は、30万円を個人向け国債「固定3年」とネット銀行の高金利「3年満期定期預金」に預けた場合の、3年後に受け取れる利息を比較してみましょう。

個人向け国債・固定3年:3年後の税引き後利息は「約1万1168円」
個人向け国債・固定3年(年1.56%)を30万円購入した場合、満期となる3年後にもらえる利息は次のとおりです。実際の利息は半年ごとに受け取ることができます(金利は2026年7月時点)。
・3年後の受取利息(税引き前):約1万4014円
・3年後の受取利息(税引き後):約1万1168円
利息には20.315%の税金がかかります。国が元本と利息の支払いを保証しているため、安全性を重視する人に選ばれています。
SBJ銀行の定期預金:3年後の税引き後利息は「約1万1619円」
ネット銀行では、高い金利を設定した定期預金もあります。ここでは、SBJ銀行の「はじめての定期預金〈はじめくん〉」3年ものを例に見てみましょう。
【はじめての定期預金〈はじめくん〉3年もの(2026年7月時点)】
・金利:年1.62%(3年・単利)
・預入額:1円以上(1円単位・上限なし)
・対象者:日本国内に居住する新規口座開設者
「はじめくん」は、口座開設月を含む3カ月以内に預け入れることで優遇金利が適用される商品です。例えば、2026年7月に口座を開設した場合は、9月末まで預け入れができます。
この3年もの定期預金に30万円を預けた場合の利息は、次のとおりです。
・3年後の受取利息(税引き前):約1万4580円
・3年後の受取利息(税引き後):約1万1619円
定期預金の利息にも、20.315%の税金がかかります。
参照:はじめくん SBJ銀行
利息だけでなく、お金を使う時期も考えて選ぼう
30万円を3年間預けた場合の税引き後利息は、次のようになりました。
・個人向け国債(固定3年):約1万1168円
・SBJ銀行(3年定期預金):約1万1619円
今回の条件では、SBJ銀行の定期預金の方が約451円多く利息を受け取れる計算です。
ただし、商品を選ぶ際は利息だけでなく、お金の使い勝手も確認しておきましょう。
定期預金は途中で解約することはできますが、その場合は当初の金利ではなく、中途解約利率が適用されます。また、原則として一部だけを引き出すことはできません。
一方、個人向け国債は、購入から1年が経過すれば1万円単位で必要な金額だけ中途換金できます。中途換金時には一定額の利子が差し引かれますが、元本割れの心配はありません。
そのため、3年間は使わないと決めている資金であれば、どちらも有力な選択肢です。
例えば、
・3年後の旅行資金
・車の買い替え資金
・エアコンや食洗機など家電の買い替え
・リフォームや家の修繕費
など、数年後に使う予定が決まっている資金を分けて管理しておく方法があります。
20年後、30年後のことは予測しにくくても、3年後であれば予定を立てやすいものです。「このお金は3年後まで使わない」と決めて預けておけば、生活費として使ってしまうこともないでしょう。
「3年後、このお金を何に使うのか」を思い描きながら、自分に合った預け先を選ぶことが大切です。







