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栄東中学校(2ページ目)

中学からコース別カリキュラムにより進学指導を行い、難関大への現役合格を目標に一人ひとりの生徒の持てる力を早期から最大限に引き出す栄東中学校。教員の専任率が97パーセントを超え、学習面・生活面とも常時きめ細かに対応する。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド


栄東中学校の大学進学実績

国公私立とも実績を伸ばしている。併設高校の大学合格実績として、国公立では2010年の東大合格者は前年の11名よりやや後退したものの6名と健闘。そのほかの難関大は伸長。埼玉大38名、千葉大20名、筑波大16名、東工大8名、東京外語大7名など。私立では東京理科大143名、明治大131名、早稲田大102名、中央大76名、慶應大66名、立教大59名、法政大57名、日本女子大25名、東京女子医科大5名、東京医科大、東京歯科大各3名などとなっている(以上2010年度)。

栄東中学校の入試傾向

入試は複数回実施。11年度より定員が倍増、難関大クラス入試は従来の2回から3回に変更となる。難関大クラスA日程は1月10日、B日程は1月16日、C日程は1月21日。東大クラス選抜Iは1月11日、選抜IIは1月17日。国際部(帰国生入試)として1月10日、16日(国・算・英と面接、または国・算と面接)。

全受験者対象にスカラシップ(奨学生制度)あり。成績優秀者はスカラシップ合格者として東大クラスへ入学となり、初年度入学金・1年間の授業料・施設設備拡充費に相当する金額を授与している(1年ごとに選考見直しあり)。

入試科目は4教科。難関大クラスは基礎力を問う試験で、小学校での基礎・基本をしっかりと身につけておく必要がある。東大クラス選抜は基礎力に加え、思考力や記述力など応用力か求められる。傾向は以下の通り。

■国語
物語と説明文の2題。ほかに漢字書き取り。読解、心情理解の問題が中心。しっかりと記述で答えられるようにしておきたい。50字~300字でまとめる練習が必要。

■算数
式や考え方を丁寧に答えさせる問題が多く、思考力や問題を総合的に把握する力が求められる。応用力やスピードを高めておく必要がある。

■社会
記述式中心。用語の記述は漢字で書けるように。地理ではグラフや表など資料を読み取る訓練も必要。歴史・政治も含め基本はしっかり暗記しておきたい。

■理科
化学・物理・生物・地学の4分野で問題を構成。応用問題では説明文や資料をよく読み、自分の基礎をもとに答えられるよう訓練しておきたい。計算力も必要。

栄東中学校の学費

  • 入学手続時納入金 250000円(入学金250000円)
  • 年間学費 620000円(授業料300000円、施設費200000円、諸会費・その他120000円)
  • 初年度納入金合計 870000円

なお、上記以外にかかる費用として寄付金(任意)がある。ほか、給食費、諸費など。
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