
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、愛知県に住む50歳女性のエピソードを紹介します。
「胸が熱くなった」
【回答者プロフィール】
・年齢:50歳
・家族構成:独身(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:不動産業の事務
・年収:400万円
・貯蓄:100万円
最近、女性が行って感動した旅先は「長崎」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「軍艦島にも上陸でき、ガイドさんの説明を受けながら、ドラマで見ていた光景と重なって、とても胸が熱くなりました。リアルに体感できたこと、その時の情景が浮かんで、本当に感動しました。佐世保では軍艦クルーズをしたり、佐世保バーガーを堪能したり、どこか異国を感じる雰囲気も非日常的でよかったです」
真っ先に削った支出は
旅行を満喫した様子の女性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしているのでしょうか。真っ先に削った支出について聞くと「食費」と答え、月4500円ほどを削減したといいます。具体的には、どのように削ったのでしょうか。
「仕事の日のランチは、週に2回ほど外食をしていました。1回900円だとしても、積み重なると結構な額です。そこで外食は週1回だけにして、あとはお弁当を持参するようにしました。それだけでも月4500円ほどを貯蓄に回せて、手っ取り早いと思いました」
毎日の習慣を少し見直すことで、無理なく旅行代を捻出しているようです。
満足度を保ったまま出費を抑える工夫
こうして女性は日常の食費を見直して出費を抑えた分、旅行ではお金を惜しまないといいます。
「せっかく旅行に行くのであれば、現地での観光や食べ物は気にせず堪能したいです。そこを削ったら行く意味がありませんし、削ることで楽しさも半減してしまいます」
とはいえ物価高の折、無鉄砲にお金を使うのではなく、効率的に使うための工夫もしています。
「食べ歩きや施設代で少し物価高を実感しましたが、旅先では仕方ないと思っています。だからといって諦めたくもないので、工夫しています。例えば、食べ歩きの飲食代は、1つのメニューを子どもと半分ずつに分けて量を減らし、いろいろな種類の料理を楽しむようにしています。何軒か回りたいので、少量ずつシェアすれば、お得に2倍楽しめるんです」
我慢して減らすのではなく、分け合うことで“数”を楽しむ。満足度を保ったまま出費を抑える発想です。
旅行は「1年頑張った自分へのご褒美」
女性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「旅行は、1年間いろいろな困難を乗り越えながら働いてきた自分へのご褒美です。非日常を味わってストレスや疲れから解放され、次につなげる大切な時間なので、ほかを節約してでも年に1回は行きたいです。旅行は私にとって、リセットするスイッチです」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「常日頃から少額でもコツコツと、旅行代を別に貯めています。物価高で現地の滞在費用も上がってきていますが、近場なら交通費を抑えられますし、宿も早めに予約すれば、早割がききます。手間をかけてでも節約やお得を積み重ねれば、年に1度の旅行は楽しいものに変えられる気がします」
1年に1度の楽しみのために、日々コツコツ備える女性の姿勢は、物価高の時代に「楽しみを諦めない」ための1つの形かもしれません。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
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