日本学生支援機構の調査によると、大学生のおよそ2人に1人が何らかの奨学金を利用していると言います。All Aboutが実施している「奨学金の返済に関するアンケート」から、広島県在住49歳男性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:ちはや
年齢・性別:49歳・男性
同居家族構成:本人、母
居住地:広島県
住居形態:持ち家(戸建て)
職業:正社員
年収:350万円
金融資産:現預金750万円、リスク資産150万円
奨学金275万円を37歳で完済「就職氷河期できつかった」
大学進学のために奨学金を利用したという、ちはやさん。借入総額は「275万円」で、種類は「日本学生支援機構(第一種・無利子)」。毎月1万8000円を返済し、37歳で完済したと言います。
奨学金を借りた経緯について「家に経済的に余裕があるわけではなかったので、申請をしました。当時はあまりお金を借りているという意識がなく、生活費の足しに使っていました」とちはやさん。
ただ、返済は生活に「かなり影響していた」そうで、「就職氷河期だったので、社会人になるのも遅かったですし、給料は低かったしで、その中から2万円ほどを持っていかれるのはきつかったですね」と続けます。
返済の遅れで督促が届き「サラ金と変わらないなぁと思った」
返済中に最も印象に残っている出来事として、「返済が勘違いで遅れた時があって、催促の郵便物が来たときなどは、サラ金と変わらないなぁと思いました。当時は今ほど取り立てが厳しくなかったように思いますが、それでも電話等はかかってきました」とちはやさん。
37歳でようやく完済した時の気持ちを「本当に長かったという一言に尽きますね」と振り返ります。
奨学金を借りてよかったかとの問いには「どちらともいえない」と回答。「裕福な家庭なら、そもそも借りる必要のないものですが、私のような家庭環境だと借りざるを得なかったと思います。ただ、社会に出た途端に借金を背負わされるシステムは、考え直した方がいいと思いますが」と考えを述べます。
「完済したころには中年になっているので、将来の計画自体が難しくなります。借り手の状況もよく考えた奨学金の制度設計をしていただき、これからの日本の未来が明るいようになるものにしていただきたいと切に思います」と真摯に語られていました。
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