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中ア・千畳敷のお花畑はベストシーズン(3ページ目)

中央アルプスの千畳敷のお花畑は、高山植物の宝庫。今年は梅雨明けが遅かったので、今がベストシーズンだ。"ちんぐるま"や"ななかまど"などの群生もあるし、"くろゆり"も咲いている。

執筆者:森 俊二

絶景!南アルプス連峰の展望





晴れていると、南アルプス連峰が、北は鋸・甲斐駒から、南は赤石・光岳にいたる全山が一望でき、日本一の高さをもつ富士山も頭を覗かせる見事な景観も楽しめる。場所はホテル千畳敷の裏手から撮影。



千畳敷のお花畑

千畳敷の遊歩道。尖った山は宝剣岳
中央アルプスの千畳敷カールは、太古の氷河の跡で、宝剣岳の山裾が緩やかな台地をなしている所で、高山植物の宝庫で 6月から9月までの僅か四ヶ月の短い期間に120余種に及ぶ高山の花々が次々と咲き揃う場所である。

特に、”こまうすゆきそう”や”こけこごめぐさ”は、ここにしか咲かない特産種であり、およそ7年毎に咲く”こばいけいそう”の 群落はカールの看板で、 ”ちんぐるま”や、”しなのきんばい”、みやまきんぽうげ、いわかがみ、ななかまどの群生の見事さ。駒ヶ岳にしか見られないと言う金色のすじをつけた”くろゆり”も咲いている。

ここに来るまでかかった時間を忘れてしまうほど、素晴らしい景色がそこにある。

千畳敷のお花畑は、麓の駒ヶ根高原が標高800m、途中のしらび平は1,662m、千畳敷カールが2,512m、標高差凡そ1,700mを殆ど歩かずに、バスとロープウェイがこの景色まで連れて行って来くれるのだから、便利で贅沢。待ち時間に苦情を言うのは、奢りと言うものではなかろうか。

千畳敷カールの遊歩道は殆どアップダウンが無く、千畳敷ホテルを起点にして歩くとおよそ40分ほどで一周できる。
⇒ 山登りされる場合は、信州山岳ガイド「木曽駒ヶ岳」を参照。

いわかがみ
みやまきんぽうげ
ななかまど
くるまゆり
こばいけいそう
くろゆり


《関連サイト》:
 ・駒ヶ根市観光情報
 ・中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ情報
 ・山野草・高山植物の花だより

・制作:06/07/30
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