
止まらない物価高。2026年も飲食料品の値上げラッシュが続いており、食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、秋田県に住む33歳女性の節約テクを紹介します。
値上がりしても買わないわけにいかず……
【回答者プロフィール】
・年齢:33歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:3人
・雇用形態:正社員
・職業:システムエンジニア
・世帯年収:650万円
・貯蓄額:500万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:6万円(間取り2LDK)
・食費:3万5000円
・交際費:3000円
・電気代:4500円
・ガス代:3500円
・水道代:3500円
・通信費:2万5000円
・車の維持費:3万円
・毎月貯蓄に回している額:5万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は3000~4000円ほど増えたといいます。特に困っているのはお米や、卵、牛乳、食パン、冷凍食品です。
「お米や卵は毎日の食事や子どものお弁当にも使うので、値上がりしても買わないわけにいかず困っています。以前より特売も少なく、まとめ買いしてもあまり節約にならないと感じます」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「特売日を狙ってまとめ買いをしたり、ポイント還元率が高い日を利用しています。冷凍保存を活用して食材を無駄にしないようにし、外食やコンビニ利用を減らすことも意識しています」
この工夫で月に2000~3000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「鶏むね肉、もやし、豆腐」。価格が比較的安定していて、ボリュームも出しやすいので重宝しているそう。
「栄養も取りやすく、いろいろな料理にアレンジできる点も助かっています」
実際に、鶏むね肉やもやしなどを使ってどんな料理を作っているのか尋ねると、「鶏むね肉ともやしを使ったポン酢炒めをよく作ります。鶏むね肉を片栗粉でコーティングして焼くと柔らかく仕上がります。もやしと一緒に炒めて、ポン酢と少しのごま油で味付けしています。最後にネギをのせて、ご飯が進む味にしています」と教えてくれました。
気持ちがリセットされる“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「少し高めのスイーツやコンビニ限定アイスです。仕事や家事で疲れた日や、頑張ったことがあった日に買うことが多いです。普段は節約中心なので、たまに好きなスイーツを食べると特別感があり、気持ちがリセットされて『また頑張ろう』という前向きな気分になります」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「物価が上がっても、家族がしっかり食べられることと栄養バランスは大切にしたいです。安さだけを重視せず、無駄を減らしながら、満足感のある食事を心掛けていきたいと思っています」
そして今後目指したい暮らしについては、「無理をし過ぎる節約ではなく、必要なところにはきちんとお金を使いながら、安心して暮らせる家計を目指したいです。貯金も意識しつつ、家族との食事や日常の楽しみも大切にしていきたいです」と教えてくれました。
買い物を工夫するなどして、やりくりをしている女性。自分にとって本当に大切なものを見極める姿勢こそが、物価高の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






