家計簿・家計管理

「よりおなかと気持ちが満たされる気がします」財布と体に優しい年収380万円・38歳女性の“節約テク”

All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、福岡県に住む38歳女性の事例を見ていきましょう。※画像:PIXTA

All About 編集部

旬の野菜をたっぷりと ※画像:PIXTA
旬の野菜をたっぷりと ※画像:PIXTA

物価高が続いており、2026年6月に値上がりした飲食料品は1000品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。

All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、福岡県に住む38歳女性の節約テクを紹介します。

「お米は好きだけど食べなくなりました」

【回答者プロフィール】
・年齢:38歳
・家族構成:独身(子なし)
・世帯人数:1人
・雇用形態:正社員
・職業:事務員
・年収:380万円
・貯蓄額:5万円

【1カ月の主な支出内訳】
家賃:6万円(間取り2K)
・食費:3万円
・交際費:2万円
・電気代:6000円
・ガス代:6000円
・水道代:3000円
・通信費:1万5000円
・車の維持費:2万5000円(ガソリン代と保険料)
・毎月貯蓄に回している額:0~3万円

物価高の影響を聞くと、1年前と比べて1カ月当たりの食費は5000円以上増えたといいます特に困っているのは、お米、油、鶏肉、チョコレートです。

「お米は高過ぎて最近は麺ばかり食べている。油も、昔は200円以下で買えてたのに今は300円くらいするので、揚げものを家でしようと思わない。鶏肉は安い肉の代名詞だったのに、大変値上がりしている。チョコレートも好きだけど、買うのをためらうくらい値段が高い」

では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫を聞きました。

「お米は好きだけど食べなくなりました。お米(主食)を減らすダイエットに近い感じで、どうせならフルーツや野菜をたっぷり食べようと考え、ヘルシーな食生活を意識して買い物をしています。彩りはかいわれ大根とかでもいいし、安いものの組み合わせでもいいから、たくさんの品目が取れるよう意識しています。食事の満足度が高いほうが、よりおなかと気持ちが満たされる気がします。節約のため外食の頻度は減らし、お弁当を持って行くようにしています。多品目になるよう買いそろえた食材をお弁当にも活用して使い切るようにしています」

主食をお米から麺に切り替えたり、安い食材をバラエティー豊かに摂取したりすることで、月に2001~3000円ほど節約になるといいます。

さらに活用しているのが「豆腐、もやし、豚こま」で、「ほかにも、季節の野菜、旬のものは栄養価も高くて値段が安いのでなるべく取り入れます」と女性は話します。

実際にどんな料理を作っているのか尋ねると、「今の季節だったら、きゅうりを細切りにし、かさ増しのためにもやしをゆで、サラダチキンとごま油と鶏ガラ、塩コショウ、ニンニクチューブ、しょうゆ、豆板醤であえてナムルにします。そして、ナムルの余りのもやし、豆腐、ゴーヤ、卵、豚こまを使って、ゴーヤチャンプルーにするなど、野菜たっぷりのおかずをいろいろ作って、少しずつ盛って食べています。少量ずつでも品数が多いと満足度高いです」と教えてくれました。

旬のものを堪能する“プチご褒美”

食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。

「季節のフルーツです。例えば、イチゴは終わりかけになると、安い時は1パック350円くらいなので、そういう安いものを狙って購入しています。甘夏なども安価な時に買って、砂糖漬けにして食べたりしています。チョコレートも『カレ・ド・ショコラ』がとても好きなので、ご褒美と思ってたまに買います。外出の際、今日は節約せずに使うぞ!と決めた時は、チョコレートなど好きなものを気にせず買ったり、デザートを欲しい時にケーキと変わらない値段なら、フルーツを買ったりします。旬のものを堪能すると、罪悪感が少ないことが最も良い点だと思います」

このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。

「我慢し過ぎないこと。食の楽しみがないのは、働いていてもむなしいし、メンタル的にも良くないと思います。節約も大事だけど、お財布への優しさと体への優しさのバランスを整えることを心がけています」

そして今後目指したい暮らしについては、「削れるものはなるべく削るけど、限界があるので、ある程度副業などで収入を増やすことを考えています。まだギリギリ子どもを産める年齢なので、諦めるか諦めないかすごく悩んでいますが、うまく家計を回せそうなら諦めたくないなと思います」と教えてくれました。

買い物や自炊で、食費の削減に努めている女性。しかし、心の満足感も大切にしており、自分の心身を知ることも、物価高の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。

<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります

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