老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、夫が亡くなった後に受け取る年金について知りたい方からの質問です。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
Q:亡くなった夫の老齢基礎年金のほうが多い場合、妻は夫の老齢基礎年金を受け取れるのでしょうか?
「夫が亡くなった場合、夫が受け取っていた老齢基礎年金のほうが私より多ければ、その金額を受け取れるのでしょうか。それとも、夫婦の年金額に関係なく、自分自身の老齢基礎年金を受け取ることになるのでしょうか」(匿名)

A:夫の老齢基礎年金が多くても、その年金を妻が受け取ることはできません
ご主人が受け取っていた老齢基礎年金の金額が奥さまより多かったとしても、その老齢基礎年金を奥さまが引き継いで受け取ることはできません。
老齢基礎年金は、一人ひとりが国民年金の加入実績に応じて受け取る本人の年金です。そのため、配偶者が亡くなっても、ご主人の老齢基礎年金がそのまま奥さまに支給される仕組みにはなっていません。
一方で、ご主人に厚生年金の加入期間がある場合は、要件を満たせば奥さまは遺族厚生年金を受け取れる可能性があります。
65歳以降は、ご自身の老齢基礎年金や老齢厚生年金を受け取りながら、遺族厚生年金を受給できるケースがあります。ただし、遺族厚生年金の支給額は、ご主人の厚生年金加入記録や奥さま自身の年金額などをもとに制度のルールに従って決まります。
つまり、「夫の老齢基礎年金のほうが多いから、その金額を受け取れる」ということではありません。
実際に受け取れる年金額は、ご夫婦それぞれの年金加入状況によって異なります。ご自身のケースが気になる場合は、年金事務所で試算してもらうと安心でしょう。
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