
物価高が続く中、周りはどんなふうに家計を管理しているのか気になる人は少なくないでしょう。
All About編集部は全国10~60代の250人を対象に「物価高で削った支出・譲れない支出」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、愛知県に住む49歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール
【愛知県在住49歳女性世帯、収入状況と1カ月の主な出費内訳】
・家族構成:既婚(子なし)
・職業:デザイナー
・世帯年収:350万円
・貯蓄額:120万円
・家賃(住宅ローン):7万円
・間取り:2LDK
・食費:6万円
・交際費:8000円
・電気代:7000円
・ガス代:8000円
・水道代:4000円
・通信費:1万5000円
・車の維持にかかる費用:1万円
・毎月貯蓄に回している額:8000円
最初は薄情者扱いされたけど…
物価高によって家計は「やや影響を受けている(工夫や我慢が必要)」と回答した女性。
「家計簿をつけているが、昨年に比べて明らかに支出が増加している。この傾向がこの5年ほど右肩上がりの状況。また、生活していく中で、ライフラインの利用料金の値上げの知らせも続々と入る。心理面でも行動面でも常に守りの姿勢が働くようになっている」と、その影響度合いを語ります。
そんな中、女性が家計を守るために“真っ先に削った支出”は「旅行やレジャーなど遠出の費用」だといい、月1万5000円ほど出費を抑えることができたそう。
「旅行仲間や、案内を仕切っている趣味のサークルと距離を置くようにしたことが大きかったです。無理をしてまで付き合っていくほどの間柄でもないことに気付くことが必要でした」
旅行やレジャーなど遠出の費用から見直した理由は「コロナ禍で遠出することが制限され、旅行に行かなくても別に困ることがないと気付いた。帰省も義務感からしなくていいと思うようになったため」とのこと。
その後、家計や暮らしにはどのような変化があったのでしょうか。
「年間10万円を超える支出が減ったことは、生活にわずかな余裕をもたらしました。何より心理面でのメリットが大きかったです。旅行仲間やサークルの人たちには、最初は薄情者扱いされましたが、メリットのほうが大きかった」
「食べ物については多少割高でもこだわった方がいい」
工夫して物価高から家計を防衛している女性ですが、一方で「これだけは譲れない」と支出があるといいます。それが「食費」です。
「子どもの頃に体が弱く、食物アレルギーもあったので、食べ物については多少割高でもこだわったほうがいいという信条があるから」
食品の値段が上がる中でも、自身の体験を踏まえた女性の強い思いがうかがえます。
最後に、今後も物価高が予想される中、どのような家計や暮らしを目指していきたいか聞きました。
「いざというときに使える貯蓄をするために、効率よく稼いで、プライベートに若干の余裕を作りたい。無理に支出を削らず、必要なことには投資していきたい」
<調査概要>
物価高で削った支出・譲れない支出に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月8日
調査対象:全国10~60代の250人(男性:75人、女性:174人、回答しない:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






