節約

「虫を寄せ付けない家」が“夜”やらない6つのこと。虫との遭遇率を劇的に下げる「夜の習慣」とは?

暑い季節はゴキブリなどの害虫が発生しやすい時期。しかし、夜の過ごし方によっては虫の侵入を大幅に抑えることも可能なのです。今回は虫を寄せ付けないための夜の習慣をご紹介します。

矢野 きくの

矢野 きくの

節約・家事・100円ショップ ガイド

食育指導士

家事アドバイザー・節約アドバイザーとして、家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、連載などで活動。 時短家事術、シニア家事のアドバイスをはじめ、「防災士」として家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち食品ロス削減をテーマにした講演など【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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夜のキッチン
夜の習慣で虫を寄せ付けなくすることができる

「夜、部屋でくつろいでいるときにカサカサと不快な虫が現れた……」そんな最悪なシチュエーションを経験したことがある人もいるのではないでしょうか。

実は、虫が侵入しやすい家と虫を寄せ付けない家には、「夜の習慣」に大きな違いがあります。多くの虫は夜行性であり、人間が眠りにつく静かな時間帯こそ活発に動き出すからです。

つまり、夜の行動を少し変えるだけで、虫との遭遇率を劇的に下げることができます。今回は、虫を寄せ付けないクリーンな家が「夜にやらない6つの習慣」をご紹介します。

1.生ゴミをキッチンにそのままにして寝ない

生ゴミ
生ゴミは毎晩水を切ってから袋に入れて、袋を閉じた状態でふた付きのゴミ箱に入れる

虫、特にゴキブリやコバエを呼び寄せる最大の原因は「ニオイ」です。彼らの嗅覚は非常に鋭く、ほんのわずかな食品クズのニオイでも遠くから察知して集まってきます。虫を寄せ付けない家では、夕食後、以下のような状態のまま夜を明かすことは、まずありません。

・三角コーナーに生ゴミが残っている
・排水口のゴミ受けに野菜クズがたまっている
・ゴミ箱のふたが開けっぱなしになっている

【やるべき夜の習慣】
生ゴミは水分を切った後、小さなビニール袋に入れて口を固く結び、ふた付きのゴミ箱へ入れましょう。夏場など特にニオイが気になる季節は、ゴミの日まで冷凍庫の専用スペースで凍らせてしまうのも強力な防虫対策になります。

2.シンクやコンロ前の床のゴミを放置しない

調理をすると意外と多くの食材のカスが床に落ちているものです。これらをそのままにしておくと、虫がニオイにひきつけられてやってきます。

【やるべき夜の習慣】
調理スペースの床だけでも掃除機をかけたり、ほうきでゴミを集めたりして捨てるようにしましょう。

3.洗濯物を外に干さない

ライフスタイルの関係で、どうしても洗濯が夜になり外干しする人もいるかもしれませんが、虫との遭遇率という観点からするとおすすめできません。明るい色や柔軟剤の香りにひきつけられて虫が寄ってくるだけでなく、洗濯物に卵を産み付けられる可能性もあります。虫や卵に気づかずに家の中に取り込んでしまうと、家で大量の虫が発生することも……。

【やるべき夜の習慣】
防犯上の観点からも、夜の洗濯物は室内で干すのがおすすめです。扇風機やサーキュレーターの風を当てることで早く乾くようになります。どうしても夜に外干しをしなくてはならない場合は、周りに虫除け剤をつるしておくことをおすすめします。

4.カーテンを開けたまま「明かり」をつけない

夏の夜、網戸にしているのにどこからか小さな虫が部屋に入り込んでくることはありませんか? その原因は「室内の照明」にあります。

多くの飛行性の虫(ガ、コバエ、カメムシなど)には、光に向かって飛ぶ「走光性」という習性があります。特に、外が暗い夜間に室内を明るくしたままカーテンを開けておくと、家全体が巨大な「虫寄せライト」になってしまうのです。

【やるべき夜の習慣】
外が暗くなり始める夕方以降は、「窓を閉める → カーテンを閉める → 部屋の電気をつける」の順番を徹底しましょう。遮光カーテンを使えば、外に漏れる光をさらにシャットアウトできます。

5.網戸や窓を「適当に」閉めない

「網戸を閉めているから大丈夫」と思っていても、実はその閉め方次第で虫に「ウェルカムなすき間」を作っている可能性があります。

窓と網戸の構造上、「正しい位置」で開閉しないと、ガラス窓と網戸の間に大きなすき間ができてしまうのです。特に夜間、涼しい風を取り入れようと窓を半開きにするときは注意が必要です。

【やるべき夜の習慣】
左右1枚ずつの窓で網戸を使用する際は、必ず「右側の窓」を開けて、網戸を右端にぴったり寄せるようにしてください。なぜなら、窓を左側に開けて途中で止めてしまうと、窓のフレームと網戸のフレームがかみ合わず、すき間ができてしまうからです。夜間に窓を開けるときは「網戸は右側、窓は全開、または右側を半開き」というルールを徹底し、物理的な侵入経路を完全にふさぎましょう。

6.玄関やベランダの「置き配・ダンボール」を夜通し放置しない

ダンボール
ダンボールはすぐに解体する

ネットショッピングの普及により増えた「置き配」や「ダンボール」。これらを「明日片付ければいいや」と、夜間も玄関前やベランダ、あるいは室内の玄関ホールに放置していませんか?

実は、ダンボールは保温性が高く、程よく湿気を吸うため、虫(特にゴキブリ)にとって最高の「家(産卵場所)」になります。また、配送業者の倉庫やトラックに保管されている間に、すでに目に見えない虫の卵がすき間に産み付けられているケースも少なくありません。

【やるべき夜の習慣】
夜間に届いた荷物や、日中受け取って放置していたダンボールは、その日のうちに中身を取り出し、ダンボール自体はすぐに解体しましょう。解体したダンボールも、次のゴミの日まで室内で長期保管するのではなく、できるだけ早く処分するか、防虫剤を近くに置いておくなどの対策をとりましょう。

虫対策と聞くと「強力な殺虫剤をまく」ことをイメージしがちですが、最も大切なのは「虫が生きられない、寄り付きたくない環境をキープすること」です。どれも5分もかからない、ちょっとした「夜の片付け・習慣」ばかり。ぜひ今夜から実践して、虫の影に怯えない、安心で快適なリラックスタイムを手に入れてくださいね。

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