資産運用

物価高で預金が実質目減り?定期預金だけでは損してしまう理由

物価が上昇する局面では、低金利の預金だけではお金の価値が実質的に減る可能性があります。定期預金は安全性の高い資産として有効ですが、全てを預金に偏らせるのではなく、運用商品と組み合わせることが重要です。※サムネイル画像:PIXTA

田代 昌之

田代 昌之

資産運用・ビットコイン ガイド

1979年生まれ、中央大学文学部卒業。新光証券(現みずほ証券)やシティバンク、投資助言会社などでアナリスト業務やコンプライアンス業務を経験したのち、暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事。2026年よりIRコンサルティングを手掛けるU's企画に参画。

...続きを読む
物価高で定期預金に預けるとどうなる?(画像:PIXTA)
物価高で定期預金に預けるとどうなる?(画像:PIXTA)

日常生活を送るなか、スーパーの食料品や電気料金など、日々「値上げ」という文字を目にするようになりました。物価が上がる今のインフレ環境では、定期預金だけにお金を預けていると「実質的に損をする」可能性があります。これは、定期預金を開始した時の預金金利よりも物価の上昇率のほうが高い場合に起こります。見た目の金額は変わらなくても、お金の価値が少しずつ下がってしまう状態です。

金利と物価の関係

例えば、定期預金の金利が年0.1%だったとしても、物価が2%上昇すれば、お金の価値は実質的に減っていることになります。同じ100万円でも、以前より買えるものが少なくなり、生活への影響が出てきます。特に食料品や光熱費など日常生活に直結する支出は、値上がりの影響を強く受けやすいため、体感的な負担も大きくなります。

一方で、定期預金には元本保証という大きな安心感があります。預金保険制度により、万が一金融機関が破綻した場合でも、1金融機関ごとに元本1000万円までとその利息が保護されます。そのため、生活費や緊急資金、すぐに使う予定のあるお金を置いておく場所としては非常に適しています。

資産のバランスが大事

ただし、全ての資産を預金にしてしまうと、物価上昇に対応しにくくなります。特に長期間使う予定のない資金については、個人向け国債や投資信託など、物価の動きに応じて利回りが期待できる商品と組み合わせることが重要です。資産を分けて持つことで、リスクを抑えながら運用することができます。

大切なのは、「安全性」と「増やす力」のバランスです。預金は安全性を確保する役割として活用し、それ以外の資金は目的や期間に応じて分けることで、無理のない資産管理につながります。物価の動きも意識しながら、自分に合った資産の持ち方を考えることが重要です。

【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで資産運用の書籍をチェック!楽天市場で資産運用関連の書籍をチェック!
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2026/5/31まで)を実施中です!

※抽選で20名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます