介護や病気、失業など、さまざまな事情から住民税非課税世帯となる人がいます。実際の暮らしはどのようなものなのでしょうか。All Aboutが実施している「住民税非課税世帯のお金と暮らし」に関するアンケートから、2026年3月25日に回答のあった、近畿地方在住、64歳女性の状況を見ていきます。
投稿者プロフィール

ペンネーム:cafepreto
年齢・性別:64歳・女性
同居家族構成:本人、パートナー(62歳)
居住地域:近畿地方
雇用形態:自営業、アルバイト
世帯の月の収入:労働収入12万円(経費差し引き前)、年金4万円
現預金:12万円
リスク資産:0円
「家業を継いだ時点でマイナスからのスタートだった」
昨今の「物価の高騰、客の減少、重なる出費の拡大」により、住民税非課税世帯になったという自営業のcafepretoさん。
ひと月当たりの収入は、副業のアルバイト収入を含む「労働収入12万円、特別支給の老齢厚生年金4万円」の16万円。対する生活費は「住居費(地代)、光熱費、医療費、通信費、交通費、食費、日用品費、保険料、交際費、車関連費、ローン返済、その他で月々16万円」かかり、毎月の収支は「ほぼトントン」だと言います。
中でも特に負担が大きいのは「ローンの返済。もともと父の実家の店で、父が亡くなった後、共同経営者が店のお金や金目の物を全て持って逃げたので、マイナスからのスタートだった。加えて、店に必要な機械を導入したためそのローンがある。ド田舎でもともと物価も高いのにさらに高騰し、その資金繰りのために他のローンも組んでいる」とのこと。
かつて「東京で働いていた時は毎週のようにカラオケやジムに通っていたが、ここに引っ越してからはどこにも行っていない。映画などの娯楽も楽しめないし、外食は論外。ポイ活はもちろん、バイトをしたり、売れそうな物はフリマなど活用してお金に換えている。『働けど働けど……』石川啄木の詩を思い出す。バイトも心身ともにキツイ」と続けます。
「田舎暮らしなんてとんでもない。東京に帰りたい」
「東京にいた頃は『田舎暮らしもいいな』と思っていたが、とんでもない」とcafepretoさん。
「特にこの地域は物価も高い上、最低賃金も全国でワースト上位に入る。この年になってこんなにお金に苦労するとは思わなかったし、バイトをするとも思わなかった。このボロ家が売れるなら、すぐにでも売って親友や知人もいる東京に帰りたい」と無念の思いを語ります。
住民税非課税世帯となり、「住民税が非課税となっただけでなく、給付金・支援制度を受けたこと」には助けられているそうですが、周囲からは「低収入というイメージを持たれていると思う。実際、うちに関してはその通りだ。政治家にはもはや期待さえしていない。中にはうまくやって生活保護を受けている人もいるらしいが……」と希望を持てずにいる様子。
最後に、今最も大切にしていることを問うと、「お金の使い方と言いたいが、使えるお金がない。強いて言えば1人でリフレッシュできる時間。同居しているパートナーもそうだが、(東京で暮らす)親友とのコミュニケーションもビデオ通話などを通じて大切にしている」とコメントを残していました。
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※住民税が非課税となる基準は自治体や世帯構成などにより異なります
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