2026年4月6日から募集開始した個人向け国債・固定3年(第191回債)の金利は「1.51%」です。今回は、個人向け国債・固定3年を100万円購入した場合、半年後に受け取る利息はいくらになるのかを解説します。

個人向け国債・固定3年を「金利1.51%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・固定3年を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。
【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.51%×1/2(半年間であるため)=7550円
実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1533円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。
そのため、個人向け国債・固定3年を100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「7550円-1533円=6017円」となります。
個人向け国債「固定3年」をどう活用する?
個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類がありますが、金利だけを比較すると「固定3年」は控えめな設定です(2026年4月時点:変動10年は1.55%、固定5年は1.79%に対し、固定3年は1.51%)。
しかし、金利上昇局面にある今、「5年や10年も資金を縛られたくない」と感じる方も多いはず。実際、私の周りでも、フットワークの軽い固定3年を「毎月少しずつ買い足している」という方もいます。
●「近いうちの楽しみ」を守るお金の置き場所
3年という期間は、そう遠くない未来。「日常で気になるアレコレ」に対応するのに、ちょうど都合がいい期間です。
・3年後に検討したいマイカーや家電の買い替え資金
・定年後や、家族のイベントが一段落した際に行きたい旅行費用
・電気温水器の買い替えや、住宅の小規模な補修費の備え
「普通預金に置いておくと、つい使ってしまう。でも5年や10年満期までには、何か必要なことが出てきそう……」という方に適しています。
●投資の「お試し期間」として
投資初心者にとって、10年先を見据えるのは勇気がいりますが、3年なら心理的な負担も軽いのではないでしょうか。「まずは3年だけ国にお金を貸してみよう」という軽やかな感覚で、資産運用を始めるきっかけにしてみるのもよいでしょう。
●満期をずらして「家計の自由度」を上げる
「やはり金利が高い方がいい」という方は、資産の一部を「固定3年」に配分し、残りを「変動10年」や「固定5年」と組み合わせて保有してみてください。
こうすることで、数年おきに満期金が戻ってくる「資産のサイクル」を作ることができます。「次はもっと好条件の5年債に乗り換えよう」「一部はリフォーム資金に使おう」といった、柔軟性のある資産管理が可能になります。
「いざというとき」も安心。中途換金の仕組みと特例
「もし急にお金が必要になったら」という不安への備えも万全です。個人向け国債は、全タイプ共通で柔軟な換金制度が整っています。
●1年たてば1万円単位で換金可能
購入から1年が経過すれば、いつでも1万円単位で中途換金(解約)ができます。その際、直近2回分の各利子(税引き前)相当額に0.79685を乗じた額が差し引かれますが、元本割れの心配はありません。
●1年未満でも換金できる「特例」
原則として1年以内は換金できませんが、以下の場合は例外として認められています。
・口座名義人が亡くなった場合:相続人による手続きが可能です。
・大規模災害で被害を受けた場合:災害救助法が適用された地域にお住まいの方が対象となります。
※手続きには、罹災証明書や相続を証明する書類が必要となります。詳細は取扱金融機関へご確認ください。
まとめ
新年度が始まり、年間のスケジュールを立てるこの時期。「少し先の未来」を具体的に描き始めるには、絶好のタイミングです。3年後の自分や家族が笑顔で過ごしている姿をイメージしながら、大切なお金の置き場所を考えてみてはいかがでしょうか。
個人向け国債に興味を持たれた方は、まずは身近な窓口をチェックしてみてください。2026年4月時点で、全国約877カ所の金融機関(銀行、証券会社、郵便局など)で手軽に購入いただけます。







