ビーチ/スリランカ

スリランカの世界遺産内のアマンリゾーツ(2ページ目)

スリランカ最古のホテル、ニュー・オリエンタル・ホテルに息を吹き込み、美しく蘇らせたアマンガラ。世界遺産ゴールの堅牢な城砦に守られたクラシカルなホテルで、穏やかな時の流れを感じてみませんか?

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

往年の趣を生かして生まれ変わったアマンガラ

クラシックな趣のスイートベッドルーム
客室数は29。ベッドルーム(約36平方メートル)、チャンバールーム(約55平方メートル)、スイート(約77平方メートル)、ガーデンハウス(約140平方メートル)の4つの客室からなります。どれもクラシカルな佇まいで、四柱ベッドやペッタガマ・チェストは当時の家具を再現したもの。ドアノブはイギリス統治時代をしのんだ真鍮製です。

ちなみに、このホテルの前オーナー、ネスタ女史が生を受けた25号室は彼女のゴーストが現れるとのウワサが流れ、あえてそれを楽しみに泊まるゲストも多いそう。

アマンリゾーツによって、老朽化したニュー・オリエンタル・ホテルは、往年の趣を大切に、アマンガラという美しい姿を取り戻しました。通りに面したポーチを抜け、真鍮製のシャンデリアが光を投げるホールに入ると、どこかから将校たちのざわめきが聞こえてきそうです。飴色に磨かれた床の一部は400年前のものだとか。真正のヒストリカルホテルです。

改装時に増設された施設は、スパのザ・バス、プールなど。ほかにもライブラリー、ティーラウンジなどの施設が整っています。

写真上はトリートメントルーム。下はジェットマッサージが心地いいハイドロセラピープール
ザ・バスでは、100%セサミオイルを使ったシロダーラが受けられます。ジェットバスをしつらえたハイドロセラピーエリアやサウナなど、トリートメント後の余韻を味わう施設もご用意。また、マニキュア&ペディキュアは200年の歳月を経た庭を眺めながら、オリジナルのプランターズ・チェアで行われます。ヨガやメディテーションも毎日開催されています。

世界遺産である城塞内の散策もおすすめです。歴史あるオランダの教会やガバナーズハウス、スパイスの倉庫、海辺の断崖に建つ灯台などが見どころ。近郊の素朴な村や紅茶畑、レインフォレストへの散策などもお楽しみ。スリランカの文化を感じる体験が待っています。

アクセスは、車または水上飛行機の2つの方法があります。車の場合はコロンボから南下すること約2.5時間。水上飛行機の場合はまず車で約45分の移動後、約40分でコガラレイクへ、それから陸路を約20分。

<DATA>
■Amangalla(アマンガラ)
  • 所在地:10 Church Street inside the Fort, Sri lanka

  • 日本からの連絡先/アマンリゾーツ予約センター:010-800-2255-2626
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