モロカイ島のメインロードは気持ちいいくらい一本道
ハワイの中でも“最もハワイらしい”と言われる、モロカイ島に行ってきました。帰りに寄ったオアフ島がものすごく大都会に思えるほど、何もない、くつろいだ空気が流れている島でした。

見慣れない鳥のさえずりで目覚めるモロカイ島の朝

“フレンドリー・アイランド”が愛称のモロカイ島は“最もハワイらしい島”

オアフ島とマウイ島の間に浮かぶモロカイ島は、東西が約61km、南北が約16kmの横に長い島です。2つの火山が地殻変動によって合体して形成された島は、東部は雨が多い緑豊な地、西部はからりと乾燥した平原や牧草地帯といった感じに大別されます。
東部と西部を結ぶのは、マウナロア・ハイウェイとカメハメハ5・ハイウェイ(名前は違いますが、一本道です)。信号がひとつもない島なので、両脇を平原が広がる道を車で飛ばせば、まるでそのまま空に突き抜けていきそうな爽快な気分がします。


ノーフォークパインがお行儀よく並んだ牧草地
モロカイ島の東海岸にたたずめばマウイ島が肉眼で見えるというのに、対岸の華やかなリゾートライフと相対するように、こちら側では素朴さが満開! 本当に何もない島で、ネオンもなければ、ショッピングモールもなし。1階分のみの移動のエレベーターも、わずかに一か所。その一か所あったエレベーターでさえ、それがあったリゾートホテルが2008年春にクローズしてしまったので、最早存在しないかも!?


中心地カウナカカイの教会
また、モロカイ島は“最もハワイらしい”とも称されます。というのも、ハワイアンの血を引く人が人口の6割、そのうち3割が代々の家系を引き継ぐピュア・ハワイアンなのだそうです。そして血のみならず、家族を迎え入れるように旅人を受け入れるスピリットも、この地には受け継がれているようです。


米国西海岸よりも先にスペインからもたらされたパニオロ(カウボーイ)文化
この島に暮らすカフナやクムフラにお会いする機会があったのですが、胸にしみる言葉をたくさんもらいました。
たとえば空港などで叫ばれるような“アロハ!”は本来の挨拶の仕方ではなく、やさしく伝えるのだと。体内に宿るマナを深い愛をこめて、息とともに吐き出す。すると自分のマナが相手へタッチし、その体内へと留まり、互いの力がコネクトするのだと。それを聞いてからというもの、「アロハ!」の挨拶をする時に相手のことを思いながら、ソフトに言うように心がけています。


2008年春にクローズしてしまったロッジ・アット・モロカイ・ランチ。再開するのでしょうか??
また、島の人の話では、モロカイ島では生活のために誰もが漁に出、野菜を作っているのだそうです(家の前に投網が干されている風景をよく目にしました)。たとえば魚が5匹捕れたら、初日は1匹を生で食べる。刺身にしたり、ポキにしたり、頭はスープのダシにしたり。決して、無駄にはしません。そして獲得したモノを互いに分け合うことが大切なのだと聞きました。分け合うことは食材のみならず、たとえばホームパーティで料理を持ち寄ることも、料理の才能を分け合うこと。だから、それぞれ家庭の味付けを互いに知っているのだとか。どこか、心温まりますよね。


母なる自然を尊び、穏やかに暮らすハワイアンとの触れ合いは、モロカイ島の魅力のひとつでしょう。いろんな人に出会って、話を交わす機会が持てると、島の印象がぐっと近く感じられるはずです。

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