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実は友達もぐる? お金目当て結婚事件簿
日に焼けた肌に、少しはにかんだ順朴そうな笑顔。ビーチリゾートの太陽の下では、誰もがかっこよく見えてしまいます。ツーリストはただでも“旅目”の、甘くフィルターがかかっている状態ですから、ほだされやすい心境でもあるワケ。モルディブでそんなビーチ王子から危うく結婚詐欺を仕掛けられそうになったA子さんの実体験をご紹介。■モルディブで災難にあったA子さんの場合
こんなに美しい夕景を見せられては、思わず……ときめいてしまうもの |
それは、A子さんがモルディブのクルーズ船に乗ったときのこと。ロマンチックな洋上からの眺めも手伝って、A子さんは船上で出会ったスタッフの現地男性と急接近。少しばかりイチャついているところを同僚のスタッフに目撃され、「宗教上、未婚の男女がそういうことをするのは違法で、女は百叩き、男は投獄される。通報されるのが嫌なら、二人は結婚するべきだ」と詰め寄られてしまいました! ちょっとした火遊びのつもりが結婚を突き付けられ……、焦りつつも腹をくくったA子さん。なんと、婚約して帰国することに……。
帰国後も国際電話を介して順調な交際が続いたように見えたある日、彼からこんな言葉が……。
「自分のクルーズ船がほしいから6000万円、ちょうだい」。
そんなお金はないと、A子さんが答えると、「じゃあ600万円でいいから」と大幅ディスカウント。ならば事業計画書を出してほしいとA子さんは主張するものの、そんなモノを出す気は相手にはなく、それから「600万円……600万円……」と金額だけを連呼する電話が深夜遅くに続きました。
その時点で、ようやくお金目当てだったと気づいたA子さんは別れることを決心。後日、「モルディブで宗教上、未婚の男女が付き合ったら結婚しなくてはならないという法は聞いたことがない」と聞かされ、彼が同僚スタッフとグルになって騙していたことも発覚。
A子さんは、次の旅先のスリランカでも現地男性に恋して、その彼からも「自分のサーフショップを出したいのだけれど、あなたは何をしてくれる?」と、さりげなくも、お金の普請をされたとか……。懲りないですねぇ。
A子さんの場合は身から出たサビ系ですが、バリ島ではブラックマジック(黒魔術)にかけて、気がつくと結婚していた、という話を聞きます。マジックをかける方法は、肩を叩くのだとか。気をつけてくださいね。
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