国債・債券

【2026年3月5日から】個人向け国債・変動10年を金利1.4%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息は?

2026年3月5日から募集開始した個人向け国債・変動10年(第192回債)の金利は「1.4%」です。もし個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのか解説します。※画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

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2026年3月5日から募集開始した個人向け国債・変動10年(第192回債)の金利は「1.4%」です。今回は、個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのか解説します。
個人向け国債・変動10年を100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?※画像:amanaimages

個人向け国債・変動10年を100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?※画像:amanaimages

個人向け国債・変動10年を「金利1.4%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?

個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合の6カ月後の利息の計算は以下のとおりです。

【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.4%×1/2(半年間であるため)=7000円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1422円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

そのため、個人向け国債・変動10年を金利1.4%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「7000円-1422円=5578円」となります。

参照:変動10年「第192回債」 財務省

個人向け国債「変動10年」は、金利上昇期の「手堅い」選択肢

個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプがあります。資産を守りつつ、将来のインフレ(物価上昇)にも備えたい方には、「変動10年」が手堅い選択肢となります。その特長を以下で整理します。

●市場金利が上がると、利息も増える
「変動10年」は、半年ごとに適用金利が見直されます。市場の金利が上がれば、それに合わせて金利が見直され、受け取る利息も増えます。「もっと金利が上がってから買えばよかった……」という後悔がありません。

また、最低でも年0.05%の金利が保証されているため、どんなに低金利になっても利息がゼロにならない安心感があります。

【参考:近年の適用金利の推移】
ちょうど1年前(2025年3月)から募集された「変動10年」の金利推移を見ると、着実に上昇していることが分かります。

・2025年4月16日~2025年10月15日:0.92%(年)
・2025年10月16日~2026年4月15日:1.06%(年)
・2026年4月16日~2026年10月15日:1.4%(年)
参照:変動10年「第180回債」 財務省

●「元本割れなし」の安心感
元本と利息の支払いは日本政府が責任を持って行うため、株や投資信託のような価格変動による元本割れのリスクがありません。大切な老後資金を「なによりも減らしたくない、預金と同じか少し増やしたい」という方のニーズに合っているといえます。

●1万円から購入可能
最低購入金額は1万円からとなっており、ネット銀行や証券会社から手軽に購入可能です。まとまった余裕資金を一度に動かすのが不安な場合でも、家計の状況を見ながら少しずつ買い足していくことができます。

この機会に、買ってみようと思った方は、以下の取扱金融機関(2026年2月1日現在・880カ所)をチェックしましょう。

取扱金融機関一覧

個人向け国債の「中途換金」について

個人向け国債の解約(中途換金)については、購入から1年間はできませんが、それ以降はいつでも1万円単位で可能です。ただし、中途換金をするときは、「直前2回分の各利子(税引き前)相当額×0.79685」が差し引かれるため、受け取れる利息が減る点には注意が必要です。

なお、1年以内でも特例として中途換金できるケースがあります。

・口座名義人が亡くなった場合
この場合は、相続人の方による中途換金が可能です。申請の際には、相続人たる地位を証明する書類などが必要になります。

・災害救助法が適用される大規模災害で被害を受けた場合
この場合は、災害救助法が適用された市区町村に居住されている口座名義人による中途換金が可能です。申請の際には、罹災証明書、罹災届出証明書といった公的機関が証明する書類などが必要となります。

いずれの場合も、詳しい手続きについては口座を開設されている取扱機関へお尋ねください。

参照:個人向け国債「中途換金について」

金利の波に乗ろう!しかし、無理のないスタートが大切

直近の変動10年の募集金利の年率を振り返ると、2025年12月募集分の「1.23%」から、2026年1月募集分は「1.39%」、2月募集分は「1.48%」と上昇傾向にありました。3月募集分は「1.4%」となり、少し足踏み状態にあるといえます。

しかし、個人向け国債(変動10年)の強みは、半年ごとに金利が更新される柔軟性にあります。購入後に世の中の金利がさらに上がれば、受け取る利息も自動的に増えていくため、「今が買い時かどうか」を悩みすぎる必要はありません。

「そろそろ始めてみようかな」と思われた方は、まずは家計に無理のない金額から、この手堅い運用を試してみましょう。
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