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10円玉が「12万5000円」に大化け! 見たら思わず「えっ? 本当に10円玉?」と驚く“高額落札”の理由

これは10円玉といっていいのか?と一見思わせるものが、エラーコインとしてオークションに登場しました。なんとその価値は額面の1万2500倍。エラーコインは意外にも存在しますので、ぜひ探してみてくださいね。※画像:PIXTA(画像はイメージ)

伊藤 亮太

伊藤 亮太

株式・ファイナンシャルプランナー ガイド

ファイナンシャルプランナー(CFP®)

慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。その後証券会社にて、営業、経営企画部門等を経て、独立系FP会社「スキラージャパン株式会社」設立。ファイナンシャル・プランナーとして、家計簿診断などのライフプランニング、資産運用、保険の見直しなどの相談を行う。執筆・講演も金融機関をはじめ多岐に渡る。

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「果たしてこれは10円玉といってよいのだろうか?」そんな驚きの10円玉が、オークションに登場しました。2026年2月8日に終了した第126回 入札誌「銀座」にて、落札価格は12万5000円と額面金額の1万2500倍に。手数料も含めると14万5625円となったのです。

一体なぜこのような高額落札となったのでしょうか?

両面の刻印がまったくない

12万5000円で落札された「実際の10円玉」 ※画像:第126回 入札誌「銀座」 Lot番号:518 10円青銅貨(ギザなし) 表裏無刻印エラー(円形) 年号不明 PCGS(Mint Error Genuine BN Blank Planchet ※Mechanical Error | EF)
12万5000円で落札された「実際の10円玉」 ※画像:第126回 入札誌「銀座」 Lot番号:518 10円青銅貨(ギザなし) 表裏無刻印エラー(円形) 年号不明 PCGS(Mint Error Genuine BN Blank Planchet ※Mechanical Error | EF)

今回落札された10円玉を見て、「えっ? これが10円玉?」と思う人も多いでしょう。10円玉の形状は保ちつつも、刻印がどこにも見当たらないのです。このエラーは「表裏無刻印エラー」と呼ばれるもので、両面にまったく刻印がないエラーです。

よくエラーコインで見かけるものとして、絵柄がずれていたり、穴がずれているというものはありますが、表面も裏面も何も描かれていない表裏無刻印エラーは大珍品といってよいでしょう。そのため、額面の1万2500倍もの金額がついたといえるのです。

「こんなの偽物じゃないの?」「誰かが作ったのでは?」そう思うかもしれません。しかし、貨幣鑑定機関であるPCGS(Professional Coin Grading Service:世界でも評判の高いアメリカの第三者格付け鑑定会社)により、エラーと認定されており、正真正銘の10円玉であることが確認できます。製造時に何かしらの理由で打刻がなされなかったのです。

エラーコインは意外に存在する

さすがにここまでの大珍品はめったにないにせよ、エラーコインは実は意外に存在します。特に昭和時代のコインは、今ほど製造技術が優れていなかったこともあり、エラーコインは数多く見受けられます。

流通する貨幣の中に、もしかしたらエラーコインが紛れているかもしれません。一番探しやすいのは50円玉や5円玉の“穴がずれている”エラー。一見分かりにくいものとしては、表裏の“打刻がずれている”エラーなどがあり、これも探せば見つかるかもしれません。

とはいえ、見つかる確率はかなり低いため、お釣りなどでもらったコインがなんか変だな?と思った場合には、しっかり調べてみることをおすすめします。エラーコインだと思わぬ高値となる場合がありますよ。

<参考>
第126回 入札誌「銀座」 Lot番号:518 10円青銅貨(ギザなし) 表裏無刻印エラー(円形) 年号不明 PCGS(Mint Error Genuine BN Blank Planchet ※Mechanical Error | EF)

>次ページ:12万5000円で落札された「実際の10円玉」を見る

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