「信用金庫」と聞くと、地域に根ざした温かいイメージがある一方で、自分にはあまりなじみがないと感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし商品の利用条件を満たせば、遠方の信用金庫が設けるインターネット支店から申し込める場合があります。魅力的なキャンペーンを展開していることがありますので要チェックです。
今回は、手厚い高金利キャンペーンを打ち出している「信用金庫」と、身近な金融機関として安心感を誇る「ゆうちょ銀行」を比較します。
20万円を1年間預けたとき、受け取れる利息にどれほどの違いが出るのか、その差を見ていきましょう。

信用金庫とゆうちょ銀行の違いは?
同じ金融機関でも、その役割や得意分野にははっきりとした違いがあります。
●信用金庫の特徴
信用金庫は、地域社会の発展を目的とした非営利組織で、個人や地元企業へのきめ細やかな対応が魅力です。基本的に営業エリアが限られており、エリア外では店舗やATMの利便性が下がります。しかし、最近ではインターネット支店などを通じて、全国誰もが利用できる高利回りキャンペーンを行うことがあります。
●ゆうちょ銀行の特徴
ゆうちょ銀行は、全国に広がる店舗・ATM網による身近さや利用しやすさが特徴です。
信用金庫とゆうちょ銀行、20万円を1年間預けた場合の利息の違いは?
まずは、金利が高く、ネットでも利用できる信用金庫を2つご紹介します。20万円を1年間預けた場合の利息を計算してみます。
●豊川信用金庫 インターネット支店 ここねっと定期預金
豊川信用金庫では、初めて取引をする人、またはインターネット支店に口座を開設している人を対象に、高金利の「ここねっと定期預金」を実施しています。インターネット支店の過去に預けた定期預金が、満期を迎えた人も申し込み可能。定期預金作成に必要な普通預金口座開設の申し込みは2026年9月30日までとなっています。
1年ものの金利は年1.55%(2026年8月1日現在)。20万円を1年間預けた場合、税引き後の受取利息は約2471円となります。
【商品概要】
・キャンペーン期間:2026年8月1日~2026年10月31日
・金利:年1.55%(1年もの)
・預入期間:1年
・預入金額:10万円以上3000万円以下
・対象:初めて取引する個人で、インターネット支店の口座を開設した人
なお、1年ものと3年ものを合わせた預入上限は3000万円です。また、募集総額は150億円となっており、上限に達した時点でキャンペーンは終了します。利用を検討している方は、早めに申し込みましょう。
参照:豊川信用金庫インターネット支店「定期預金」
●しずおか焼津信用金庫 しずしんインターネット支店 プレミアム定期預金2026(1年)
しずおか焼津信用金庫の「しずしんインターネット支店」では、インターネット支店の口座を持つ人を対象に、「プレミアム定期預金2026」を取り扱っています。
1年ものの金利は年1.15%(2026年8月時点)。20万円を1年間預けた場合、税引き後の受取利息は約1833円となります。
【商品概要】
・キャンペーン期間:2026年4月1日~2027年3月31日
・金利:年1.15%(2026年8月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:10万円以上
・対象:インターネット支店の口座を開設している人
取扱期間中であっても、募集額(200億円)に達したとき、または市場環境などにより取り扱いを終了することがあります。
ゆうちょ銀行の定期貯金の金利も上がりつつあります。20万円を1年間預けた場合の利息を計算してみます。
●ゆうちょ銀行 定期貯金
ゆうちょ銀行の定期貯金に20万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は約797円です。
【商品概要】
・金利:0.5%(2026年8月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:1000円以上
参照:金利一覧 ゆうちょ銀行
今回比較した結果、20万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は、商品によって最大で約1650円の差がありました。
「たった1800円」と感じるかもしれませんが、ランチ1回分や本1冊、動画配信サービス1カ月分程度に相当します。預けるだけで得られる利息と考えれば、決して小さな差ではありません。
ゆうちょ銀行の定期貯金には、安心感や利用しやすさという大きな魅力があります。一方で、当面使う予定のない資金であれば、高金利のキャンペーン定期預金を活用することで、より多くの利息を受け取れる可能性があります。
インターネット支店を利用すれば、遠方の信用金庫のキャンペーンにも申し込めます。金利に差がある今だからこそ、「安心して使う口座」と「増やすための口座」を目的に応じて使い分けることも検討してみましょう。







