定期預金にお金を預けるとき、悩むのが「何年預けるか」ではないでしょうか。一般的に、預入期間が長いほど金利は高くなる傾向があります。
しかし、長期間お金を固定すると、途中で金利が上昇したときに「もっと高い金利で預けられたかもしれない」と後悔することがあるかもしれません。反対に、短期間なら金利上昇に合わせて預け替えやすいものの、満期を迎えるたびに手続きをする手間がかかります。
そこで今回は、独自の高金利商品を取り扱う地方銀行の定期預金と、ゆうちょ銀行の定期貯金を比較。50万円を1年・3年・5年預けた場合、どのくらいの利息を受け取れるのか見てみましょう。

地方銀行のインターネット支店に50万円を預けた場合
地方銀行というと、地域に根差した店舗での対面サービスをイメージする人が多いかもしれません。しかし最近では、インターネット支店なら、全国から簡単に申し込める地方銀行もあります。
例えば香川銀行の「セルフうどん支店」では、1年もの定期預金のほか、3年・5年ものにも高い金利を設定しています。50万円を預けた場合の利息は次のとおりです。
【超金利トッピング定期預金・1年もの】
・金利:1.6%・単利型(2026年9月時点)
・預入金額:10万円以上100万円まで(1円単位)
・条件など:1人当たり100万円が限度の商品。満期後は「金利トッピング定期預金」に変更
・50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約6375円
【金利トッピング定期預金 スーパー定期・3年もの】
・金利:1.4%・半年複利型(2026年9月時点)
・預入金額:10万円以上300万円未満(1円単位)
・条件など:300万円以上預ける場合は「スーパー定期300」となり、現時点では同じ金利を適用
・50万円を3年間預けた場合の税引き後の受取利息:約1万7030円
【金利トッピング定期預金 スーパー定期・5年もの】
・金利:1.4%・半年複利型(2026年9月時点)
・預入金額:10万円以上300万円未満(1円単位)
・条件など:300万円以上預ける場合は「スーパー定期300」となり、現時点では同じ金利を適用
・50万円を5年間預けた場合の税引き後の受取利息:約2万8785円
ゆうちょ銀行に50万円を預けた場合
ゆうちょ銀行の定期貯金は、全国の郵便局などで利用できる身近さが魅力です。一方、2026年9月時点の金利は、香川銀行セルフうどん支店の一部商品と比べると低めです。
50万円を預けた場合の利息は次のとおりです。
【定期貯金・1年もの・単利】
・金利:0.5%(2026年9月時点)
・預入金額:1000円以上(1000円単位)
・50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約1993円
【定期貯金・3年もの・半年複利】
・金利:0.8%(2026年9月時点)
・預入金額:1000円以上(1000円単位)
・50万円を3年間預けた場合の税引き後の受取利息:約9658円
【定期貯金・5年もの・半年複利】
・金利:1.0%(2026年9月時点)
・預入金額:1000円以上(1000円単位)
・50万円を5年間預けた場合の税引き後の受取利息:約2万376円
参照:金利一覧-ゆうちょ銀行
5年預けると「利息の差」は約8400円に!
50万円を預けた場合の税引き後利息を比べると、香川銀行セルフうどん支店とゆうちょ銀行では次のような差が出ます。
・1年もの:約4382円
・3年もの:約7372円
・5年もの:約8409円
5年間では、約8400円の差です。
ただし、金利だけを見て、全てのお金を長期間固定する必要はありません。急な病気や介護、家電の買い替え、旅行など、近い将来に使う予定があるお金は、すぐに引き出せる預貯金として確保しておくことも大切。そのため、長めの定期預金に預けるのは、当面使う予定のない余裕資金に限ると安心です。
また、今後さらに金利が上がる可能性を考えるなら、全てを5年ものにせず、1年ものや3年ものに分ける方法もあります。預ける期間を分散しておけば、満期を迎えたお金を、その時点の金利を見て再び預け先を選べます。
インターネット支店を利用すれば、住んでいる地域以外の銀行の商品も選択肢に入ります。生活費や近いうちに使うお金は身近で使いやすい口座に置き、しばらく使わないお金は金利の高い定期預金に振り分けるなど、目的に応じて預け先と期間を選びましょう。







