ビーチ/フィジー

エリア別の特徴を紹介 フィジーってどんなとこ?前編

セレブに人気が高い南太平洋のフィジー。330の島々からなり、エリアによってリゾートライフの魅力も異なります。前編ではエリア別にフィジーを紹介しましょう。

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

フィジーがひとつの島だと思っている方も、実は多いのではないでしょうか?
南太平洋の中でもリゾートホテルが充実しているフィジーがどんなところかをご紹介しましょう。

どんなところ?

ビチレブ島
小さな島のイメージがあるフィジーですが、ビチレブ島にはこんな雄大な自然も
日本から南へ約7000kmの南太平洋のほぼ中央に位置しています。1300平方kmの海域に330以上の島々が点在している共和国です。総面積は日本の四国とほぼ同じサイズで、人の暮らしている有人島は全体の3分の1程度です。最も大きなビチレブ島が主島にあたり、各国からの国際線が発着するナンディや首都スバなど、南太平洋屈指の街もこの島にあります。
人口比率はフィジー系47.8%、インド系47.4%、その他4.8%。フィジー系はほぼ100%が敬虔なクリスチャン、インド系はヒンドゥやイスラム教徒に分かれ、一部中国系に仏教徒なども含まれます。


エリア別紹介


●ナンディ周辺/ビチレブ島
デナラウ
ナンディには本格的なゴルフコースもあります
国際空港や首都を抱える中心地であり、最大の島、ビチレブ島(約1万500平方km)。内陸は火山島ならではの1000m級の山が連なり、川が蛇行する平原や砂丘など、島であることを忘れてしまうほど、雄大な自然が展開しています。フィジーでは島の東西で気候が変わりますが、ナンディエリアでは比較的雨が少ないのが特徴です。ビチレブ島で大型リゾートが集中しているのが、国際空港から近いナンディです。
市街の賑やかなメインストリートには、インド料理や中華、日本食などのレストラン、木彫りのハンディクラフトやココナッツソープなどの土産物店などが軒を連ねています。フルーツやスパイスなどが並ぶ市場に訪れてみるのも興味深いでしょう。また、クルーズや本格的なゴルフコースなど、各種アクティビティも、ナンディ発着のものが多くあります。
ママヌザ諸島へ渡るマリーナも、ナンディエリアのデナラウマリーナからとなります。

アクセス/ナンディ国際空港からは車で約20分圏内です。

●コーラルコースト/ビチレブ島
ビチレブ島のもうひとつのリゾートエリアが、南部の海岸線に延びるコーラルコーストです。こちらも気候的に雨が少ないのが特徴です。
ナンディからクィーンズロードを南下したコーラルコーストは、早くからリゾート開発が始まったエリア。ビチレブ島有数の美しいビーチで知られています。内陸へ分け入るツアーや海遊びなど、アクティビティが幅広く揃っています。
アクセス/ナンディ国際空港からコーラルコーストの中心地シンガトカへは、ナンディから車で約1時間30分。


●ママヌザ諸島(リゾート・アイランズ)
マナ・アイランド
宝石箱を打ちまけたように美しい島々がちらばるママヌザ諸島。これはマナ島

ナンディからアクセスしやすいママヌザ諸島は、島を丸ごとリゾートにした1島1リゾートの集合体です。1島1リゾートとは、住民がおらず、ゲストとスタッフのみのプライベート感覚溢れるバカンス空間。島ごとに個性が多彩で、マリンスポーツも各種揃っています。パッケージツアーでおなじみのマナ島があるのも、このエリアになります。
1島1リゾートといえば、モルディブもそうですね。水平線ぎりぎりの島が多いモルディブに対して、フィジーはどちらかというと、丘のような小山を抱いた島が多いのが特徴でしょう。
ナンディからの日帰りツアーもありますが、できれば連泊して、ゆっくり過ごすことをおすすめします。
アクセス/島ごとに異なりますが、ナンディから水上飛行機利用ならば約10~15分、フェリーならば約30分~2時間30分。


=>次のページではセレブに人気が高いヤサワ諸島や、フィジーの素朴さが味わえる離島をご紹介します
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます