そんな中、モルディブのヒルトンから「安心してください」の声とともに、現地の状況を知らせるメールが届きました。
モルディヴ・アリ環礁ヒルトン・ランガリのムーサ・フルゥ(村上 真)さんからのメールです(27日0時12分)。
「今朝は、急にインドネシアで地震が起きて東インド洋沿岸一帯に津波が来ました。タイ、スリランカ、インドではかなりの被害が出たているようですが、残念ながらモルディヴも多少の被害を受けております。
モルディヴには大きな津波が2度ほど来ましたが、ここヒルトンは全く問題ありませんでした。津波自体は、津波と言うよりは水位が急激に上がり、お風呂の水を抜いたように急にまた下がった感じです。
恐らくは津波は5m以内のものであったのではないかと思いますが、ラグーンの中は2mほど水位が上がっただけです。
島の中央には全く水は来ておりませんが、周辺の標高1~1.5mほどのところは一瞬ですが2度ほど急激な水位の上昇に見まわれました。
島の3分の1~4分の1程度がほんの一時的な浸水をした感じです。
ヒルトンホテルの場合は、非常に運が良いことに建物も人的にも全くの被害は出ておりません。
どちらにしてもスリランカやタイのようなひどいものでは全然ありません。
全く心配の必要はありません。元気にしていますのでどうぞご安心下さいませ!」
モルディヴ・アリ環礁ヒルトン・ランガリのムーサ・フルゥ(村上 真)さんからのメールです(27日14時59分)。
「モルディヴは正直言って電話回線が容量を越えているようで、モバイル.ツー.モバイルは全く繋がりません。
最初のうちは全く繋がりませんでしたが、通常電話からのモバイルは繋がるようになりました。
ちなみに北の方面の環礁はまだまだ全く電話が繋がらないエリアがほとんどのようです。
実際にはローカルでは色々と被害は出ているようですが、通信の問題でそれらがただ知られていないだけかもしれません。
実際にその時に水中を潜っていたダイビングスタッフの話ですと、アンガガティラのリーフトップ7mにいた時に、物凄い強烈な流れに遭い、その時にリーフにつかまった状態でいきなりダイビングコンピュータが17~18mを示したそうです。
5m地点でそれ以上に上がろうとしても下向きに引きおろされる流れも発生したそうです。
またリゾートへの帰り道、常に全く水面下にあるファル(隠れ根)が完全に水面上に現れ、
恐らくは2~3mは水位が下がっていたとのことです。
また、ちょうど津波が現れた時には、晴天の中突如不思議な雲が発生し、小雨が短期間降っています。
前日には島に住む鳥達の異常な生態も見られています。
いつもは静かな鳥が大声で鳴き続けたりしているのが観察されていました。
ちなみに何も知らなかった私は何と満月と地震の関係について調べていたのです!自分でも驚きです。
モルディヴ全体では色々と被害は出ていますが、ここヒルトンは本当に運が良く100%被害はありません。
30分ほど電気と水道が止まった程度です」。
モルディブの各リゾートの状況は「モルディブリゾートの状況報告」でお伝えします。