預金・貯金

50代で一人暮らしです。普通預金に全財産の500万円いれたままですが、よいですか?

ある程度まとまった資金がある場合、どのように運用したらよいのか悩む人は少なくありません。特に一人暮らしの人は、運用だけでなく、将来への不安も大きい傾向にあります。では、年齢を重ねた一人暮らしの場合、どのように考えればよいのでしょうか? ※サムネイル画像:PIXTA

飯田 道子

飯田 道子

金運アップ、ポジティブお金術 ガイド

ファイナンシャルプランナー(CFP®)

金融機関勤務を経てFP資格を取得。 各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。 どの金融機関にも属さない独立系FPです。

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50代一人暮らし

一人暮らしの場合、万一のときに備えて保険の見直しも行うことが大切です。死亡保障よりも医療保障にウエイトを置いて、必要な保障がついているのか確認しておきましょう(画像:amanaimages)

今回は、以下の質問が届きましたので回答します。

「50代で一人暮らしです。普通預金に全財産の500万円を入れたままですが、よいですか?」(匿名希望)

ある程度まとまった資金がある場合、どのように運用すべきか悩む人は多いものです。

特に一人暮らしでは、運用に対する不安だけでなく、病気や老後への備えなど“生活全体への不安”を感じやすい傾向があります。では、このような状況ではどのように資金を管理すればよいのでしょうか?

元本保証の金融商品を中心に、分散投資を検討してみましょう

元本保証の具体的な金融商品には、定期預金や個人向け国債(以下、国債)などがあります。

ただし、定期預金の場合、現在は普通預金とほぼ同水準の金利に設定されている銀行が多いのが実情です。

同じ銀行内で普通預金と定期預金を分けて預けるのも一案ですが、他行の金利の高い銀行を選んで定期預金を預け入れる方法もよいでしょう。

国債には、3年・5年・10年の3種類があります。

3年物と5年物は固定金利、10年物のみ変動金利です。金利は募集期間ごとに変わるため、購入時には必ず確認しましょう。

ここで気になるのは「どのように分散するか」という点ではないでしょうか?

分散の方法に明確な決まりはありませんが、普通預金には「いざというとき」に困らないよう、最低でも6カ月分の生活費を残しておくのが安心です。それ以外の資金を、定期預金や国債などで運用するとよいでしょう。

保険の見直しも必須になる

相談者さまは50代で一人暮らしとのこと。民間の医療保障の内容にも注意を払うことが大切です。

医療保障では、「自分の生活を守る」ことを目的に必要な保障を確保するようにしましょう。
 
  • 入院日額はいくらか
  • 通院時の保障があるか
  • がんや生活習慣病などにかかった際の保障はいくらか
を一度確認してみてください。入院日額は最低でも7000円以上を目安に確保したいところです。

すでに医療保険や生命保険に加入している場合は、現在の生活や医療費の実情に合わせて見直しを行うとよいでしょう。

将来を見据えて行動しよう

50代はまだまだ元気なため、お金を増やすことのみに注力しがちです。とはいえ、年々体力は落ちてきますし、病気にかかるリスクも高まります。

目に見える「お金」という財産だけでなく、健康という財産にも目を向けることも欠かせません。

あわせて心豊かに生活するために必要なモノやコトは何かを考えてみてください。

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