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メルカリの「通報」機能を解説! たくさん通報されたら“垢BAN”されるってホント?

メルカリでは、ルール違反の商品を発見した際、ユーザーが事務局に「通報」できるようになっています。しかし実際に通報すると「相手はどうなる?」「相手にバレるのか?」など、仕組みを知らない人も多いはず。本記事では、メルカリの「通報」機能について詳しく解説します。

川崎 さちえ

川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークション ガイド

ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。

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メルカリで通報したら相手にわかる? 垢BANされる基準は?

メルカリで通報したら相手に分かる? 垢BANされる基準は? ※画像:筆者撮影

例えば、明らかに偽物と思われる商品や、商品説明や出品者の対応に違和感がある商品を、メルカリで見かけたことはありませんか。そのような場合に役立つのが「通報」機能です。メルカリはユーザーがルール違反の商品を事務局に報告できる仕組みが整っています。

通報自体は誰でも簡単にできますが、「通報したことが相手に知られてしまうのでは?」「通報したことで自分が不利益を受けたらどうしよう」と不安を感じて、通報をためらう人もいるかもしれません。そこで本記事では、メルカリの「通報」機能について、具体的に解説します。
<目次>

通報された出品者はどうなる?

不審な商品を見つけた場合、その商品を通報して事務局に知らせることができます。また、商品自体に問題はなくても、説明文に「ノークレームノーリターン」など、メルカリの規則に反する記述がある場合は、出品者のアカウント自体を通報することも可能です。

事務局は通報を受けると、商品やアカウントを確認し、メルカリのルールや利用規約に沿って適切な対応を判断します。もしルール違反だと判断されると、出品者には警告が送られる場合があります。この場合、出品者は商品を削除したり、説明を訂正するなど、違反行為をやめる必要があります。ただし、警告を無視した場合はさらに厳しい対応が取られることもあり、商品の削除や出品の停止、アカウントの利用制限などにつながります。

転売ヤーも通報したいけれど……

最近は「転売」商品が話題になることも多く、転売ヤーによる買い占めで欲しいものが買えなかったり、それが高額で再販されているのを見て、怒りを覚える人も多いでしょう。

しかし、メルカリでは転売自体はルール違反にはなっていません。そのため、転売を理由に通報しても、対応されないことがあります。悔しく感じるかもしれませんが、メルカリの規則に違反していない場合は、通報が受け付けられない可能性が高いことを知っておきましょう。

通報者の情報は出品者にバレる?

通報内容はあくまで事務局が管理するため、誰が通報したのか出品者に知られることはありません。報復や嫌がらせを心配する必要はなく、ルール違反を見つけたら安心して通報できます。

もし通報者が特定できる仕組みになってしまったら、誰もルール違反を報告できなくなり、メルカリの安全性や公正さが維持できません。そのため、匿名性はしっかり守られています。

どのくらい通報されるとペナルティがつく?

ルール違反をした出品者が事務局からの警告を無視し続けた場合、何らかのペナルティを受けることがあります。例えば、出品が禁止されている商品を何度も繰り返し出品し続ける場合など、特に悪質なケースでは、アカウントが停止される、いわゆる「垢BAN」となる可能性も十分にありえます。

一方で、「通報された回数が多いと垢BAN(アカウント停止)になる」といううわさがSNS上で広まっていますが、実際に何回通報されればペナルティが科されるかの基準は公表されていません。ルール違反の内容や状況によって異なるため、メルカリでも詳細な数は開示していないと考えられます。ただし、多くの人から通報されている商品は、誰が見ても「怪しい」「ルール違反かもしれない」と感じられることが多いため、何らかの対応をされる可能性が高いでしょう。

通報の対象になる「出品禁止物」

通報の対象になるのは、基本的に出品禁止物です。禁止されている出品物については、メルカリ公式Webサイトの「禁止されている出品物」のページで確認できるので、出品前に必ずチェックしましょう。例えば、モバイルバッテリーは新品や未使用に近い状態でなければ出品できません。ほかにも、商品券やギフト券、貴金属の地金(インゴットなどの金属の塊)、地金型金貨などは出品禁止の商品です。最近は金の価格が高騰していますが、メルカリでは売買できないので注意してください。

もし通報をされてしまったら、焦ったり、不快に感じる人もいるでしょう。しかし、警告が届いて初めて「今まで出品していたものが実は出品禁止物だった」と気づける場合もあります。通報されても慌てず、必要な対応をして、今後の出品に生かすことが大切です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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