お祝い・ギフト/おすすめギフト

「京都ちどりや」の可愛いスグレモノ

年齢を問わず、女性に人気の京都和装小物&和コスメのお店「京都ちどりや」の週末は、お土産用にまた自分用にと、小さな好みのものをいくつも手に抱えるお客様でにぎわいます。

執筆者:冨田 いずみ

ちどりのマーク
ちどりのマーク
2月初めに訪れた京都で、どうしても取材したいと思っていた「京都ちどりや」さんは、期待や想像以上にもの創り精神が受け継がれたお店でした。

昔からその時代の女性の心を見事に捉える感性と技術が備わった生来の職人気質を持つ一家だからこそ、長女のプロダクトデザイナーである延(のぶ)さん、次女のメイクアップアーティストである朋美さん、そしてその弟で現役の男衆であり、グラフィックデザイナーでもある修嗣さん3人がそれぞれに魅力的なヒット商品を生み出せる、まさに父である堀切修氏のDNAが違った形で今も脈々と息づいているお店なのだとわかりました。

わずかに語って下さった華やかなりし頃の花街の風景を切り取った会話の中にも、その豊かな審美眼と粋の真髄を伺い知ることができました。

 京都ちどりや外観
京都ちどりや外観
1949年創業当初は、舞妓や芸妓さんの和装小物を主に扱っており、お稽古のために舞扇や三味線のバチを常に持ち歩いた彼女らのため、それらが綺麗に収まる寸法の小脇に抱えられる「お座敷籠」を氏が考案し、その形はその道具を入れることが少なくなった今日も定番として広く他所でも作り続けられているそうで、むしろご本人は、その形を今に踏襲する必要はないと、さらにスリムでお洒落な縦長の新しい巾着を作り、自作のものを手にその正しい持ち方も伝授していただきました。

巾着の絞った口の方を持つのは野暮で、それを振って持ち歩くなどもってのほか、やはり本物の舞妓や芸妓のようにスッと籠の下の部分を腕で支え持つのでなけりゃ格好悪いし粋じゃないと教えていただきました。

可愛い巾着入りリップバームとちどりマークのあぶらとり紙


 リップバームとあぶらとり紙
左上/バーム専用の巾着袋 右上/ユズリップバーム(赤)8.3g¥2,730(税込)左下/ヒノキバーム(緑)8.3g¥2,730(税込)右下/あぶらとり紙¥525(税込)

メイクアップアーティストの朋美さんの活動拠点がNYであったため、99年にスタートしたオーガニックコスメは、世界的な和ブームの流れとも相まってアメリカでブレイク。逆輸入の形で日本でもすぐにその可愛らしいパッケージと質の高さが人気の的に。

赤いマークのユズの方はリップ専用で、やぶ椿油・みつろう・柚子オイル・ローズヒップオイルから出来ています。緑のマークのヒノキバームの方は、やぶ椿油・みつろう・ひのきオイル・ローズヒップオイルから成り、ドライスキンの方や男性のヒゲそり後、また毛先のスタイリング用としてもお使いいただける用途の広いバームです。

小さなスグレモノとして誰もがまず使ってみたいアイテムで、京土産として大変喜ばれます。私もしっかりお土産に購入させていただきました!

次のページは、和装小物と和せっけん、お店の情報などをご紹介します。
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