2026年3月1日(日)まで「スヌーピーミュージアム」新企画展
「スヌーピーミュージアム」では、新企画展「ピーナッツ」誕生75周年展示「ザ・スヌーピー展 世界のともだちになった犬。」を2026年3月1日(日)まで開催中です。この企画展では、スヌーピーの初期の愛らしい姿や、世界的に有名なフライングエースへの変身、さらに親友チャーリー・ブラウンとの絆など、5つのテーマを通して75年にわたるスヌーピーの歩みをたどれます。それぞれのテーマの展示をご紹介しましょう!
<目次>
【1】Pure Dog Snoopy ~ ぼくはただの犬だ
1つめのテーマは、スヌーピーが誕生した当時のコミックが中心の「ぼくはただの犬だ」。「Pure Dog」という表現が示す通り、この頃のスヌーピーは四つ足で歩くかわいらしい犬として描かれていました。スヌーピーは耳などを使って表情豊かに、さまざまなことを語りかけます。『類いまれなる耳』『犬の本能ですから』『半月に吠えろ』など、ユーモアたっぷりの初期のスヌーピーが見られます。
【2】Snoopy Can Be Anyone ~ なんにでもなれる
世界的に有名なパイロット、海賊ブラックビーグル、サンタクロースの代役など、スヌーピーが変身した姿を見られるコーナーです。中には、ヘリコプターになるといった奇想天外なものもあります。『空も飛べるはず』『フライングエース、孤独なビーグル』などの場面では、スヌーピーがみんなの憧れや夢を代わりにかなえてくれます。
また、「スヌーピーの無邪気さと、ちょっと自己中心的なところが合わさると、面白いことが起こる」と作者のチャールズ・シュルツが教えてくれます。
【3】How Do You Feel? ~ どんな気持ち?
「How Do You Feel?」、つまり「どんな気持ち?」と問いかけるコーナーは、スヌーピーが喜んだり、がっかりしたり、うんざりしたりする表情やしぐさが表現されたコミックが並びます。『ご機嫌ななめ犬』『うまいジョークで気分上々』『可笑しくって涙がでそう』などの愉快なコミックや、カラフルなカラー作品も展示されています。作者のシュルツは、過去の感情を思い出すためにスタジオで音楽を流していたこともあったそうです。そういえば「How Do You Feel?」は、ボブ・ディランの『Like A Rolling Stone』のサビの1節に少しだけ似ているなぁ……と筆者は感じました。
【4】Sleepy Snoopy ~ いつでもどこでも眠いんだ
さまざまな姿に変身したり元気いっぱいなスヌーピーですが、やっぱり犬なのです。「いつでもどこでも眠いんだ」と題した次のコーナーでは、スヌーピーが眠っている姿をふんだんに見られます。スヌーピーは、よくシュローダーのピアノの上で眠り、ライナス(と毛布)と一緒に昼寝をし、ビーグル・スカウトを連れてハイキングをした夜は寝袋でぐっすり眠ります。
犬小屋の上で眠る姿や、チャーリー・ブラウンの毛布に入れてもらって眠る姿などは、どれも気持ちよさそうでかわいらしい。『どこでも眠れる才能』『ピアノの調べは、安眠毛布』『寝ているときも息がぴったり』など名作ぞろいです。
【5】Snoopy and Charlie Brown ~ ともだちは丸頭
ラストのコーナーは、チャーリー・ブラウンとスヌーピーの物語です。このコーナーのコミックを読んでいると、2人のすてきな関係に心があたたかくなります。『ふたりの時よ永遠に』をはじめ、『布団の上と下の関係』『愛と我慢(犬の場合)』『きみと僕はともだち』など、どれも心温まるエピソードばかりです。スヌーピーにとって“ともだちは丸頭”――つまり、チャーリー・ブラウンなのです。
新しい企画展、じっくりと解説を読みながら進むと、非常に楽しめます。加えて、新しいワークショップや限定グッズ、メニューなども登場。屋外には、チャーリー・ブラウンの頭にスヌーピーが乗っているスタチューなどが新設。記念写真を撮れるスポットが増えました。
“スヌーピーだらけ”のスヌーピーミュージアムへぜひ! ●スヌーピーミュージアム
住所:東京都町田市鶴間3-1-4
TEL:042-812-2723
料金:【当日券】一般2000円、中学・高校生1000円、4歳~小学生600円【前売券】一般1800円、中学・高校生800円、4歳~小学生400円 ※3歳以下は無料。日時指定制。企画展と常設展を観賞可能
営業時間:10:00~18:00(土・日・祝は~19:00)※最終入館は閉館30分前
休み:1月1日 ※そのほか休館日は公式Webサイトを参照
アクセス:東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅から徒歩4分
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