江戸絵切子で桜を惜しみ、季節を愛でる(2ページ目)

年齢を超える手技が光る、若手作家の優れた作品

大友健司作　江戸切子オールド　波うさぎ　紫、赤　各￥8,400（税込）

こちらは、京都在住のデザイナー・犬丸多美子氏による原画をもとに切子工芸士・大友健司氏が作られたもの。下絵を描くことなく絵模様を硬いガラス生地に刻み込む作業は、江戸切子の中でも困難な作業で、作者に絵心がなければ、成し得ない作品です。また、月の中にうさぎが見えるよう細かい工夫も施されています。お友達のお誕生日のプレゼントにもよい可愛らしい器です。

山田真照作　江戸切子グラス　藤模様　緑苔　￥21,000（税込）　口径9.2×高さ9.0cm

こちらの流麗な藤模様の作品を手がけた山田真照氏は、1973年東京生まれ。92年、江戸切子の現代作家である父・山田輝男氏に師事、祖父より受け継がれる切子加工の道に入り、2006年には若くして、東京墨田区における切子マイスターに認定されています。

５月半ば見頃を迎える藤の花。こちらの器にキリリと冷えた梅や杏のお酒を注いで季節を愛でるのも一興ですね。

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