男子高校生が「将来なりたい職業」ランキング、1位は?
2025年の男子高校生が将来なりたい職業ランキングでは、1位「公務員」(13.3%)、2位「ITエンジニア・プログラマー」(11.8%)、3位「会社員」(10%)、4位「教師・教員」(9.5%)、5位「YouTuberなどの動画投稿者」(8%)となった。2024年の同調査で2位であった「公務員」が、昨年1位だった「ITエンジニア・プログラマー」を抜いて首位へ浮上。またランキング圏外だった「大工など建築関係」が2025年度では10位に入った。

中高生の将来の夢 ※画像:ソニー生命保険 公式Webサイト
男子中学生で1位の「好きなことを仕事にする」(52%)は、高校生になると3位となり、約15%減少している。公務員や会社員が男子高校生の将来なりたい職業ランキング上位に入っていることから考えても、年齢を重ねるとともに職業観が「やりがい」重視から「安定」重視へとシフトしているのかもしれない。
8年前と比較して見えてきたこと
では、本調査の開始初年度である2017年の将来なりたい職業ランキングと将来の夢はどうだったか。 2017年の男子高校生が将来なりたい職業ランキングの1位は「ITエンジニア・プログラマー」(20.8%)。以降、2位「ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)」(13.3%)、3位「ゲームクリエイター」(12.5%)、4位「公務員」(11.8%)、同率5位「学者・研究者」「運転手・パイロット」(いずれも9.5%)となっている。5位の「学者・研究者」は2025年ではTOP10圏外。また当時10位だった「YouTuberなどの動画投稿者」は2025年では5位になるなど、時代の移り変わりを感じる。

2017年の中高生の将来の夢は? ※画像:ソニー生命保険 公式Webサイト
2025年度の結果と比較すると、2017年で2位だった「安定した毎日を送る」は2025年では1位に順位を上げ、割合も30.5%から45.3%へと約15%増加。この8年間で男子高校生の間では、安定志向がより強まっているのかもしれない。
>>女子高校生が「将来なりたい職業」ランキング、1位は?
<参考>
ソニー生命「中高生が思い描く将来についての意識調査2025」
ソニー生命「中高生が思い描く将来についての意識調査2024」
ソニー生命「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」
※選択肢の表記は原文のまま記載しています