
40代が注目したい「老化細胞」
2025年上半期は、老化細胞に着目したアイテムが話題を集めました。そこで今回は、老化細胞とはどのようなものかを解説しながら、40代が注目してほしい最新の老化細胞の研究などについて分かりやすく紹介します。
そもそも老化細胞とは?
老化細胞とは、加齢や紫外線、ストレスなどにより機能が低下し、分裂機能を停止した細胞のこと。細胞分裂を繰り返す周囲の正常な細胞の機能を低下させながら、体外に排出されることなく、体内に蓄積されます。その結果、肌のハリや弾力を低下させ、シワやたるみなどのエイジングサインを引き起こす可能性が。体の機能低下などを引き起こす可能性もあります。
現在、健康や美容の分野では、老化細胞にどう向き合うかが世界的に注目されているのです。
40代必見! 2025年上半期に注目された「老化細胞」の動向
(1)資生堂×化粧品でのアプローチについて
化粧品でのアプローチ(画像はイメージです)
また、年齢とともに蓄積されると考えられてきた老化細胞が、老齢の皮膚において必ずしも多いわけではないことも明らかになりました。そして、免疫細胞の一種である「CD4 CTL(メモリーT細胞)」が老化細胞の蓄積を抑えている可能性に着目。ついには、CD4 CTLが老化細胞を見つけて記憶・識別し、自ら老化細胞を除去していることを発見しました。
このCD4 CTLへのアプローチは化粧品の領域で世界初として、世界三大学術誌の1つである「Cell」に掲載され、大きな話題に。つまり、化粧品を使うことによって老化細胞にアプローチできる時代になったということなのです。今後も多種多様な製品が発売されることに期待したいですね。
(2)ファンケル×サプリメントでのアプローチについて

サプリメントでのアプローチ(画像はイメージです)
また、世界で初めて日本人の老化細胞量が加齢とともに増加することも確認しました。血液中に含まれる老化細胞を定量する技術を確立し、日本人における年齢と血液中の老化細胞の割合に関するデータを取得。その研究成果は2024年脳心血管抗加齢研究会第20回学術大会にて発表されました。
さらに、キンミズヒキ由来アグリモール類を摂取することにより、老化細胞が減少することを日本人で検証。加えて、キンミズヒキ由来アグリモール類を含有するサプリメントの摂取によって、前向きな気分の維持や一時的な疲労感が軽減することが世界で初めて確認されました。
キンミズヒキ由来アグリモール類を含有するサプリメントは、加齢に伴う悩みの原因にアプローチし、自分らしく充実した毎日を送りたい人にとって非常に魅力的といえるでしょう。
40代女性は女性ホルモンの減少によって、心も体もゆらぎやすい時期。ときにはそういったゆらぎに振り回されてしまうこともあるでしょう。そんな人にとって、フットワークが軽くなったり、肌のコンディションを保ちやすくなったりすることは、毎日が過ごしやすくなることにもつながります。40代こそ「老化細胞」に注目してみてはいかがでしょうか。