日立の「超解像」
日立は、「超解像」技術を搭載したテレビなど、未だ具体的な製品化を発表していませんが、CEATEC2008会場でのデモンストレーションには、力が入っていました。
日立の場合、まだ、具体的な解像度向上の手法が明かされておらず、デモンストレーションも、素材や使用している機器が不明です。 よって、詳細は抜きにして、まずはデモ映像の写真(静止画)をご覧ください。
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文字が自然で読み易い
文字板のローマン数字に注目。 「超解像」は、鮮鋭で、読み易さは一目瞭然。 輪郭かぎギラギラとするような不自然さも無い。
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織物の素材感がリアル
織り目に注目。 「超解像」でない方は、べったりとして、素材の判別は難しい。 一方、「超解像」は、織物と判る。
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ガラスの素材感がリアル
「超解像」は、透明感や反射がリアルで、ガラスの素材感が感じられる。 また、シャープでカットの美しさや奥行き感も表現。
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デモを見る限り、日立の「超解像」は、まるで手品のように、充分な高解像度化を実現しつつ、不自然さもありません。 東芝の「レゾリューション」よりも、一歩先の技術と言えそうです。
ただし、まだデモの段階ですので、様々な動画でも、東芝の「レゾリューションプラス」のように、破綻や不自然さを伴わず、実際の製品に搭載できるのか、今後が楽しみです。
さいごに 「超解像」は必要か?
デジタル放送による、テレビ映像のハイビジョン化や、ブルーレイディスクによる、フルHD画質の映画も普及するでしょう。 「超解像」技術が必要とされるのは、数年と短いかもしれません。
ただ、過去に発売されたDVDや、録画したDVDの量は、膨大と考えられますし、今後も、携帯電話で撮った映像や、ネット配信で得る映像は、撮影者によって、解像度が低いケースも考えられ、「超解像」は、注目に値する技術分野と言えそうです。 今後、各社から、様々な手法を用いた、さらに素晴らしい「超解像」技術が登場するでしょう。
当オーディオ・ビジュアルサイトでは、今後も、「超解像」技術に注目してゆきますので、お楽しみに!
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