マイ ホームレス シアター
準備編: 防音第一 音漏れ対策は物件選びで決まる
■防音の重要性
集合住宅の場合、「騒音」によるトラブルは絶えません。 オーディオを含め、生活騒音は、一度気になり出すと、どんなに少音量でも「聞き耳」がたってしまうものです。あなたにとって心地良い音楽でも、隣人には騒音と心得えましょう。
また、音漏れを気にしていては、リラックスして映画や音楽を楽しむ事は出来ません。 サブウーファーを駆使し、重低音の迫力を楽しむホームシアターの場合、通常のステレオ(オーディオ)よりも配慮が必要です。
■防音に有効なのは重量物しかない
防音には、遮音と吸音があります。 一般的に防音材として知られるグラスウールは、高域音の吸収に効果が有るものの、重低音には無力です。もし重低音まで吸収しようとすると、その厚さは1m級になってしまいます。
集合住宅で、隣家への音漏れを防ぐには、コンクリートのような重量物での遮音が効果的です。
ホームシアターを計画している場合、まず、コンクリート造りの建物に注目するのが第一と言えます。
物件選びのポイント
■コンクリート造り
先に述べた通り、防音を考えれば、コンクリート造りが前提となります。
物件情報では、「鉄筋コンクリート」や「RC」といった表示がそれにあたります。
■立地
鉄道や幹線道路沿いなど、騒音の多い立地で、騒音対策が講じられている物件は要注目です。
外からの騒音が低減されるという事が、逆に外への音漏れも少ないと言えるからです。
また、騒音の多い環境では、隣人の出す騒音も気になりにくいものです。
■同じ建物なら、1階&角部屋が有利
1階なら、最も心配な、階下への音漏れを気にしなくて済みます。 また、角部屋なら、隣家と接していない部屋を利用する事で、隣家への音漏れを軽減する事ができます。
写真のように、2階以上でも、階下が駐車場や商業施設など、住人のいない場合も好都合と言えます。
■防音対策物件
コンクリート造りでも、コンクリートの厚さや施工方法により、音漏れの度合いは大きく異なります。 可能であれば、防音性能を売りにしている物件を選びたいものです。
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