Q. 「放置すると危険なほくろがある」って本当ですか?

気になるほくろ、放置でも大丈夫?
Q. 「最近、元々あるほくろが大きくなってきたような気がして、不安です。色も濃くなってきた感じがするのですが、皮膚科で診てもらった方がいいのでしょうか? 痛みや出血などはないのですが、皮膚がんの可能性はありますか?」
A. ほくろではなく皮膚がんのケースもあります。安心のためにも一度受診を
頻度としてはそこまで高いわけではありませんが、ほくろのように見える皮膚の変化の中には、皮膚がんが隠れている場合があります。特に注意すべきなのは、「基底細胞がん」「有棘細胞がん」「悪性黒色腫」などの、皮膚悪性腫瘍です。これらは見た目だけで良性・悪性を判断するのが難しいため、何かおかしいと感じたら、一度皮膚科を受診するのがよいでしょう。万一悪性のものだった場合、様子見として放置している間に、症状が進行しまう恐れがあります。
例えば「悪性黒色腫」の場合、その名称の通り非常に悪性度が高く、肺や肝臓などに転移することがあります。「基底細胞がん」や「有棘細胞がん」も、初期のうちは痛みなどの自覚症状が少ないのですが、進行するうちに深部へ浸潤し、命に関わるケースもあります。
元々あるほくろとのことですが、気になる変化があるのでしたら自己判断せず、早めに医療機関の診断を受けることが重要です。
さらに詳しく知りたいかたは、「【症例画像・写真】皮膚がん・皮膚悪性腫瘍の症状・治療法」をあわせてご覧ください。