設置の「ツボ」を押さえて「高画質」
プロジェクターなら、50型薄型テレビを買う予算で、100インチ超の大画面も手に入る! |
秋の夜長に、プロジェクターを利用した超大画面で映画鑑賞を・・・とお考えの方も多いのではないでしょうか?
最近では、ブルーレイやHD
DVDなど、家庭用映画ソフトにもハイビジョンの波が押し寄せています。
また、昨年の秋から、30万円台から入手できるようになったフルHDのプロジェクターも、今年の秋は更に目覚ましい進化を遂げ、家庭でも映画館を超える「大迫力&高画質」も夢では有りません!
しかしながら、このような優れたプロジェクターを手に入れても、100%の「画質力」を引き出すには、「設置方法」が大変重要です。
今回は、ISF(Imaging Science
Foundation)の認定を受けた筆者が、世界に通用する、プロジェクター設置の「ツボ」をご紹介します。
ツボ その1
~投影距離は長く~
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現在発売されているプロジェクターのほとんどは、ズームレンズを搭載しています。
照明や家具などの住宅設備により、プロジェクター設置場所が制約されるケースでも、希望の画面サイズ得るのに重宝な機能です。
しかしながら、同時に、以下の選択で迷われている方が多いのではないでしょうか?
・プロジェクターをスクリーンに近づけて、広角に投影。
・プロジェクターをスクリーンから遠ざけて、狭角で投影。
画質面からは、プロジェクターをスクリーンから遠ざけて、狭角で投影するのが正解です。
狭角で投影すると、映像はレンズの中心付近を透過するので、映像の歪み、四隅が暗くなるケラレなどを起こしにく、画面全体の均一性が向上します。
もし、部屋の大きさなどに制約が無ければ、ズームレンズを最も狭角に設定し、希望の投影サイズが得られる位置まで、プロジェクターを遠ざけるのが理想的です。
但し、ズーム機能をフルに使い切って設置すると、ちょっと画面を小さくしたい・・・という場合に困ります。 少しは余裕を持った設置をお勧めします。
次のページでは、ツボ(その2)、「天吊り」か「床置き」か?