ジュークボックスとしても使える「PS3」 その実力は?
筆者はAVプレーヤーとして使うので、シンプルな20GBモデルを購入しました。 |
約5万円(20GBモデル)という手頃な価格で、ブルーレイディスクやSuper Audio CD(以下SA-CD)が高品位に楽しめるプレイステーション3(以下PS3)は、AV機器としても圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、注目を集めています。
ところが、まだまだAV機器としての機能を備えているから驚きです。 中でも筆者が注目しているのは、CDの「再生」と「ジュークボックス化」です。 CDを内蔵のHDDに蓄積できるのは勿論、各種メディアから音楽ファイルを取り込んだり、コピーも柔軟に可能なのです!
今回は、そんなPS3の「ジュークボックス機能」に焦点を絞り、試用レポートします。 使い勝手は? その実力は?!
CDのリッピングは超高速! 15倍速!
ビットレート選択画面。 きめ細かな設定が可能。 |
まず気になるのは、音楽CDからHDDへのリッピング速度。 取り込み形式を「MP3/128kbps」に設定し、実際に測ってみたところ、60分のCDが約4分(15倍速相当)と非常に高速でした。 皆さんのパソコンと比べてみてください、きっとこの早さが実感できるはずです。
尚、取り込み形式はAAC、MP3、ATRACから選択が可能で、ビットレートも7~8段階から選べます。 HDDの空き容量や、音質の好みに応じ、きめ細かな設定が可能なのは嬉しいポイントです。
CD情報取得で、実用的に!
CDを挿入すると、ネット経由で曲名などの情報を付加。 PSXでは無かった機能。 |
音楽CDのアーティスト名、アルバム名、曲名などの情報をネット経由で取得できる機能を搭載し、取り込んだ音楽に情報を付加してくれるので、再生時に曲探しに重宝します。 以前ご紹介した「PSXのジュークボックス機能」には無かった機能だけに、ジュークボックス機能が実用的に進化した印象を受けます。
因みに、CDの情報取得は、PS3がネットに繋がっていれば、高速で自動的に行われ、ストレスは一切感じません。 海外盤、国内盤ともに、超マイナーなCDの情報も取得できる事から、パソコンで「CDDB」を利用するのと同等に快適です。