老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、働きながら年金の受給は可能なのかについてです。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
Q:年金は67歳から受給予定です。パートで働きながら年金を受給できますか?
「今年65歳になる女性です。年金は67歳から受給したいと思います。パートで働きながら年金は受給できるのですか?」(Jさん)

A:パートで働きながら、年金を67歳から繰下げ受給することは可能です
パートで働きながら年金を受給することは可能です。
ただし、パート先(勤務先)で厚生年金に加入している場合、在職老齢年金制度によって老齢厚生年金がカットされる可能性があるので覚えておきましょう。
在職老齢年金制度とは、基本月額(老齢厚生年金の報酬比例部分の月額)+総報酬月額相当額(毎月の給与収入と直近1年間の賞与の1/12)の合計が月額65万円(令和8年度)を超えた場合に、老齢厚生年金額の全額または一部が支給停止される制度です。
ひと月の老齢厚生年金額とおおよその月収の合計が、支給停止となる65万円(令和8年度)を超えなければ、老齢厚生年金は支給停止されることなく全額受け取れます。老齢基礎年金は在職老齢年金制度の対象ではありませんので、いくら働いても支給停止されることはありません。
さらに相談者は「年金を67歳から受け取りたい」と考えているとのこと。老齢年金は、65歳になると受け取れますが、希望すれば65歳では受け取らずに、最長75歳まで遅らせることができます(繰下げ受給といいます。昭和27年4月1日以前生まれの方は繰下げの上限年齢は70歳まで)。ただし繰下げ期間中の老齢厚生年金も在職老齢年金制度の対象になりますので覚えておいてください。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)






