森を守り、次の世代につないでいくために

中野「住友林業には森林管理から建築、バイオマス発電に至るまで、木を軸に脱炭素への貢献を目指すWOOD CYCLE(ウッドサイクル)という考え方があります。多くの方に、住友林業の木の家を選んでいただき『PRIME WOOD』を採用いただくことが、持続可能な社会の構築に向けての大きな意味だと考えています」
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安岡「今回の北米取材で、ウォルナットの森を管理している方に、環境についての考えを聞いてみました。彼の答えは “この森を守り、子供たちにつないでいく。次の世代に残したい”ということ。知識や理屈ではなく、実感のこもったシンプルで力強い言葉だと感じました」
これは、今作のブックと同時に制作した『Traveling for our trees』という動画でも取り上げた印象的なシーンです。

中野「木質感あふれる豊かな空間で、毎日快適に過ごしたい。だから木の家を選ぶ……ということが、自然と環境を守ることにもつながります。木造住宅のCO2削減など環境貢献の詳しい内容も、特集ページを組んでいますのでぜひご覧ください」
100年、150年と続く銘木のストーリーを実感

中野「調達のシーンでは、山のオーナー、森を管理する方、製材所の方、木こりの方など、現地の多くの皆さんとの触れ合いがありました。そこで感じた世界観を伝えなければと、住友林業の一員として身が引き締まる思いでした」
安岡「木が育つまで80年から100年以上、それから伐採して製品となるまでにも2年ほどが必要です。この時間が凝縮されたストーリーを知っていただき、『PRIME WOOD』のある暮らしを楽しんでほしいと心から願っています」
『PRIME WOOD』の旅を追体験して愛着が深まる
中野「前作と今作の『ONE&ONLY Story of PRIME WOODⅡ』を併せると、森から伐採された銘木がどう管理され、どんな工程を経て製品になるのか、そこからどんな美しい住空間を創り出すのかまで、時系列に沿って知ることができます」安岡「優れた木材は一代限りではなく、何代にもわたる長い期間ともに暮らしていくものです。ぜひこの2冊で、銘木の成長からはじまる一連の旅を追体験していただきたいですね」
中野「山や森の空気、職人たちの仕事ぶりなどを伝える、ダイナミックな写真も見どころです。前作は『PRIME WOOD』の導入編で、今作はより深く掘り下げた内容となりました。そしてまた新たな機会に、未来へ向けた次回作もお届けできればと思っています」
この2冊をお手元に置いて、じっくりと目を通していただけば、長い旅を経て我が家にやってくる『PRIME WOOD』への興味や愛着がいっそう増すのではないでしょうか。そして、住友林業でしか体験できない、木に囲まれた豊かな家づくりをお楽しみください。
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