<目次>
1. ヘリオス那覇エアポートブルワリー(那覇空港)
那覇空港にある「ヘリオス那覇エアポートブルワリー」は、空港内でしか楽しめない限定醸造ビールを提供しています。泡盛やラム、ウイスキーなどさまざまなお酒を手がける沖縄の酒造メーカー「ヘリオス酒造」が運営するお店です。国内線ターミナルからは少し離れていますが、建物内を通って移動でき、途中にはお土産店も並んでいます。お店では醸造設備を目の前に、その場で作られた新鮮なビールを楽しめるのが魅力。沖縄旅行の出発時も帰路の際も、空港での時間を有意義に過ごせる場所です。
飲むべきビール:空港内で造られた限定ビール(その時々で変わります)
【店舗データ】
ヘリオス那覇エアポートブルワリー
所在地:那覇市鏡水150 際内連結ターミナル4階
アクセス:那覇空港 国内線エリアから徒歩8分
2. MAHOWBREW(那覇市)
やちむん(焼き物)発祥の地である那覇・壺屋にある「MAHOWBREW(マホウブリュー)」は、キューバンサンドとクラフトビールのペアリングが楽しめるお店です。特筆すべきは、インペリアルゴーゼというビアスタイルのシリーズ。インペリアルとは通常よりアルコール度数が高いことを示し、ゴーゼはドイツ発祥の伝統的なビールで、塩やフルーツを使ったものです。飲み応えがありつつも、沖縄の果実を活かしたフルーティーさや酸味、そして塩味の絶妙なバランスを実現しています。
2024年2月に開催された「Japan Brewers Cup」フルーツビール部門で「Juliet」が入賞を果たすなど、その実力は客観的な評価も得ています。
飲むべきビール:インペリアルゴーゼスタイルのビール(その時々で変わります)
【店舗データ】
MAHOWBREW
所在地:那覇市壺屋2丁目4-3
アクセス:ゆいレール「安里駅」「牧志駅」から徒歩8分
3. CLIFF GARO BREWING(沖縄市)
沖縄市にある「CLIFF GARO BREWING(クリフガロブルーイング)」は、沖縄のコミュニティーを感じられる場所です。オーナーのクリフ氏はもともとアーティストで、デザインやアートを通じて人とのつながりを表現してきました。沖縄各地の生産者を訪ね、対話を重ねる中で新しい可能性を見出し、地元で育てられた小麦やコリアンダーシード、フルーツとの出会いは、沖縄らしい味わいを生み出すきっかけとなっています。クリフ氏の描いたビールのラベルやコースターを眺めながら、地元食材を活かしたビールを楽しみ、スタッフや地元の常連客との会話を通して沖縄の温かさに触れられる場所です。
飲むべきビール:地元の食材を使ったビール(その時々で変わります)
【店舗データ】
CLIFF GARO BREWING
所在地:沖縄市高原6丁目2-8
アクセス:那覇空港から車で約50分
4. FILL BREWING(沖縄市)
同じく沖縄市のコザエリアにある「FILL BREWING(フィルブルーイング)」は、元システムエンジニアでB-Boy(ブレイクダンスのダンサー)という異色の経歴を持つオーナーの武井氏が、1人で醸造と販売を行う個性的なクラフトビール店です。コザの街はヒップホップやレゲエの音楽が鳴り響き、多様な文化が交差する場所。そのコザの雰囲気と共に、1人の職人が魂を込めて醸造するビールを楽しんでみてください。
飲むべきビール:パパパパパイナポー(地元のパイナップルを使ったフルーツビール)
【店舗データ】
FILL BREWING
所在地:沖縄市中央1丁目4-8
アクセス:那覇空港から車で約50分
5. クラフトビアハウス麦(那覇市)
沖縄に来たらオリオンビールという方もいらっしゃるでしょう。ということで、筆者が「沖縄で一番おいしいオリオンビールを飲ませてくれるお店」としておすすめしたいのが那覇市にある「クラフトビアハウス麦」です。常時10~20種類のクラフトビールを取りそろえ、沖縄県内外のビールはもちろん、海外のビールも楽しめます。各ビールは徹底した鮮度管理と注ぎ方にこだわっていますが、オリオンビールもその1つ。他では味わえない最高の状態で提供されています。
通常ジョッキで飲まれることの多いオリオンビールを薄張りのグラスで楽しむことができるのも特徴で、ジョッキとの飲み比べも楽しめます。「オリオンビールってこんなに美味しかったのか」と新たな発見があるはずです。
飲むべきビール:オリオンビール、その他沖縄県産のクラフトビール
【店舗データ】
クラフトビアハウス麦
所在地:那覇市久茂地3丁目9-21 UD久茂地ビル2階
アクセス:ゆいレール「県庁前駅」から徒歩3分
まとめ
沖縄本島には、空港に着いたときから楽しめる醸造所から、地元のカルチャーを肌で感じられる個性的なお店まで、さまざまなビールスポットがあります。旅程に合わせて近くのお店を訪れるのもよし、全店制覇を目指すのも楽しいでしょう。ただし、飲酒運転は厳禁です。沖縄の渋滞事情も考慮して、公共交通機関やタクシーを利用してお店を訪れるのがおすすめですが、19時以降であれば代行運転を利用するという手段もあります。
沖縄の魅力的な風土や文化と共に、個性豊かなビールの世界をお楽しみください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。